リクルートの「エアペイ」の担当者から、キャッシュレス決済システムの導入を勧誘する電話が来ました。
いまならキャンペーンで、初期費用は無料だそうです。しかも決済手数料をお安くしますと。
いくらお安くしますと言っても、通常3.24％の手数料が2.48％になる程度ですから、話になりません。
医療機関の収入である「診療報酬」は、物価上昇を無視してずっと抑えられています。
利益はごくわずかです。そこへ、たとえ1％の手数料がかかっても、もうかなり厳しいことになるのですよ。
店によっては、いまだにクレカ決済してないところがありますね。たとえば「ドラッグストア・コスモス」。
私が知っている某店だと、クレカの場合は別価格です。これは厳密には、クレカ会社との契約に違反します。
ですが店主の気持ちはわかります。
現金よりも便利でキャッシュフロー的にも優しいのだから、利用客に少しぐらい負担してもらいたいですよね。
でもそれができる業種とは異なり、保険診療は公定価格。医療機関が料金を変えることができません。
なので手数料のかかるクレカ等を導入してる医療機関って、よっぽど利用者に優しいんですね。ウチには無理。
キャッシュレス決済が当たり前の世の中ですから、当院は時代遅れと思われてるんでしょうね、きっと。