特定の「姓」を引き継ぐ人数

7人目の孫が、昨日生まれました。男の子の孫としては2人目です。

その子の兄弟(姉と兄)を産婦人科に連れて行き、2人を弟に初対面させる役を仰せつかりました。

小っちゃな赤ちゃんの手を握って、感慨深げにじっと顔を見つめる3歳のお兄ちゃんの姿が印象的でした。

孫は7人に増えましたが、「鶴原」の姓(名字)を名乗っているのは、長男のところの女の子2人です。

その2人が結婚して別姓になれば、将来的に私の姓は、私の家系からは消滅してしまうことになるわけです。

いえ、別にそのことには何のこだわりも感慨もありません。そういうものなのだろうと思うだけです。

ただ、7人も孫ができても同姓の子孫が1人も残らないのは普通なのか。それとも珍しいことなのでしょうか。

鶴原姓の数は、私(1)→子(3/3)→結婚後(1/3)→孫(2/7)→結婚後(たぶん0/7)、という推移です。

考えてみれば、最終的な差し引きは、7→0ではなく、1→0です。長い目で見れば、たった1減るだけです。

もちろん、これとは逆に、1→2や3以上に増える姓もあるでしょう。姓を残す工夫をする家もあるでしょう。

しかし現行婚姻制度の下では、原理的には日本人の姓の数は減り、たとえ人口が増えても姓は増えないのです。