「カンクン」とは、「マヤ語」で「蛇(カン)の巣(クン)」だと言います。
かつては海辺のジャングル島でほぼ無人だったそうで、もちろんヘビもウジャウジャいたのでしょう。
いまはしかし、米国のセレブはホテルゾーンではなく、ユカタン本土のジャングル地帯のホテルに泊まるとか。
富豪らが何を考えているのかわかりませんが、彼ら向けの、カリブ海の見えないホテルもたくさんあります。
ユカタンはマヤ文明が栄えた場所なので、あちこちに遺跡があります。
私が訪れたのは、いちばん有名な観光地でもある、「チチェン・イッツア」のピラミッドなどです。
一般的な遺跡の説明などをここに書いてもしょうがないので、私の体験・印象深い点を書いてみます。
チチェン・イッツアは、ユカタンの内陸部のジャングルにあり、カンクンからはかなり遠い。車で3時間以上。
ピラミッドの中には、まるでマトリョーシカ人形のように、小ぶりのもう一つのピラミッドがあるそうです。
マヤの最高神である「ククルカン」の頭の石像が、あちこちにあります。「カン」は蛇の意味ですね。
高い場所にあるモノ、落下したモノ、レリーフに描かれたモノなど、あちこちが蛇頭だらけです。
ピラミッド周囲に日差しを遮るものがなく、真上からの直射日光は凄く暑くて熱中症の危険があります。
チチェン・イッツアに限らず、近隣のジャングル沿いの道路には、マヤの民芸品の露店が数多く並んでいます。
マヤ人はいまもユカタンには住んでいて、民芸品店や空港などでも、それと分かる風貌の人たちを見かけます。
他のマヤの遺跡はあまり見られませんでした。世界には他にも遺跡もたくさんあるので、次はそっちかなぁ。