ユカタンの自然

夜明け前に起きて、カリブ海がだんだん明るくなっていく様子を、バルコニーから眺めることができました。

カンクンのビーチは全長22kmとワイキキビーチの7倍あり、サンゴ砂のため海の青色がとても鮮やかです。

さて今日は早朝から、カンクンツアーに行って来ました。最初は「タコス屋台」です。蛸酢屋台じゃないです。

ご存じのように「タコス」は、「トルティーヤ」で具材を包んだ料理で、メキシコの日常食です。

トルティーヤはしかし、現地発音は「トルティージャ」です。トウモロコシで作った皮ですね。通常丸型です。

そこに基本的な具材(1)をのせ、別のトッピング(2)をのせ、さらにお好みのソース(3)をのせます。

この屋台では(1)が十数種類、(2)が2種類、(3)が3種類と、組み合わせのバリエーションが豊富でした。

お腹を満たした後に向かったのは「グランセノーテ」です。

ユカタン半島は九州よりも広いのに、山が無いから川が無いそうですね。あらためて地図を見て驚きます。

そのかわり地下水脈がとても発達していて、あちこちに「セノーテ」といわれる自然の泉ができています。

セノーテ同士は水脈で繋がっていますが、最終的には海に流れるので、水は透明度がとても高いんですね。

グランセノーテはその中でも最大級のもので、観光客がシュノーケリングをしていました。私はしていません。

セノーテの縁に座って亀などを眺めていると、私の脇をイグアナが通り過ぎて行きます。

見渡すとあちこちにイグアナがいますが、土色をしていてしかも動かないので、なかなか気が付きません。

近寄いてみると、けっして大慌てで逃げるのではなく、モソモソと歩き始め、私との距離を保とうとします。

次に「アガベ」の畑に立ち寄りました。前に書いたように「テキーラ」や「メスカル」の原料ですね。

写真ではアガベの大きさ感がピンとこなかったのですが、今日はしっかり体感しました。高さ1メートル弱。

テキーラの試飲ができなかったので、かわりにアガベシロップの「試なめ」をしました。美味い。

アガベ畑の景観はユネスコ世界文化遺産に登録されていますが、それは本場の「テキーラ村」の畑ですね。

ということで、ユカタンの自然と動植物の話はそんなところ。歴史分野はまたいつか書きます。アディオス!