2層の火床

気持ちの良い晴天だった今日は、自宅でつるクリBBQ大会を開催しました。

BBQについては、これまではいつも食材(おもに肉)とその焼き加減(温度管理)のことを書いていました。

しかし、焼き加減のために重要な「炭」の話をあまり書いてこなかったので、今日はそれをまとめてみます。

私が日頃使うのは、「チャコールブリケット」という、おがくずを豆炭みたいな形に固めた炭です。

通販やコストコでも買えます。米国では一般的だそうで、どうせBBQやるなら本場のやり方を踏襲したい。

チムニースターターを使えば着火は容易で、火力は中程度、あまり長持ちしないので、ときに追加が必要です。

その、火力と持続性を補うため先週から、「オガ備長炭」を併用しています。

これはおがくずを細長い角柱に固めた炭で、高火力と火持ちが良いのが特徴。ただし着火に時間がかかります。

そこで、オガ備長炭の上にチャコールブリケットを乗せ、両方の炭の「いいとこ取り」をすることにしました。

この「2層式(仮称)」は、炭から網までの距離が近づくので、火力がとても強くなります。

BBQでは、グリルの中の炭の配置(チャコールレイアウト)を工夫するのも、楽しみの1つです。

火力の強いエリアと弱いエリアに分けると、肉を強烈な直火で焼いたり、遠火にして休ませたりできるのです。

今日は、2層部分と、ブリケットの1層部分と、炭を置かないエリアの、3段階の火力エリアを構築しました。

これをBBQ界隈では「スリー・ゾーン・ファイア」といって、焼き加減をいちばん微調整しやすい方式です。

ただし、ゾーンを多くするとグリルが手狭に感じます。もうひとつコンロがあると作業が楽なんですけどね。