同窓会に集まった9人。全員が医師ですが勤務先は様々で、65歳になる今年はそれぞれに転機を迎えています。
幹事は私。私以外は全員、県外からの来熊でした。熊本城近くの会場で待っていると、友人Aが現れて、
A「早く着いたから熊本城に行ってみたら、もう閉まっとった」
私「あ、そうなん。残念やったねぇ」
しばらくしたら、別の友人Bがやって来て、
B「熊本城に行ってみたらさぁ、閉まっとった」
A「それもうオレがさっき言った」
私「残念やったねぇ」
さらに数分後に、友人Cが来て、
C「いやあ、熊本城に行ってみたらさぁ・・・」
A・B「閉まっとったんやろ」
コントですか。
定年退職後、いったんのんびりしようと考えている友人もいれば、定年延長を選択した者もいます。
経済的な不安がよぎる一方で、定年という区切りを前向きに有効利用することもできます。
逆に私のような「自営業」は、定年が無い分、どうかすると「生涯現役(無期現役)」となります。
やめ時を自分で決められると良い意味にとるか、やめ時は自分で決めなければならないと考えるか。
「ソフトランディング」を図るとしても、そのためには最終目標を定めなければなりません。
そして目標までの距離を逆算し、ある時点から徐々に高度を下げ始めるわけです(飛行機に例えると)。
高度を下げればやがて、気流の悪いところを通過し、揺れ始めます。飛行の安全には影響ない、はずですが。
どうかすると、最終段階になって「ゴーアラウンド(着陸復行)」なんてこともあるでしょう。
ついには目的地を変更して「ダイバート(代替着陸)」なんてこともあるかもしれません。
社会保障や医療行政にはさまざまな懸念材料がありますが、しばらくは現在の巡航高度を維持して参ります。