映画『新幹線大爆破』がNetflixで配信されたので、鑑賞しました。(以下、ネタバレ少しあります)
1975年に公開された同名の映画の、リメイクというか、リブートというか、じつは○○でしたね。
子どもの頃にテレビで観た前作(昭和版)については、ちょうど10年前に書いたことがあります。
犯人が高倉健、運転士が千葉真一、指令は宇津井健、刑事は丹波哲郎に北大路欣也と、超豪華なキャストです。
その昭和版では、新幹線は博多行きの山陽新幹線でした。
北九州に入る前に山口県内で爆破させようという、山口県人(当時の私)としては納得できかねる展開でした。
それに対して令和版は東京行き。まあね、想定される被害が大きい方が、映画も盛り上がるのです。
さすがに現代風の機器も登場しますが、指令所のパネルのアナログなところがじつにいいですね。
新幹線のある車輌が、一定の速度以下になると爆発するような爆弾がセットされた、という設定は共通です。
遠隔操作で起爆する方が簡単なのに、なぜそんな面倒な爆弾にしたのかといえば、それが映画だからでしょう。
おかげで独特の緊迫した場面が約束されます。よくぞその設定を思いついたと思います。
意外なことに令和版って、昭和版のリメイクでもなければリブートでもない、「続編」だったんですね。