「帯状疱疹ワクチン」定期接種、始まってます

高齢者向けの「帯状疱疹ワクチン」の定期接種が、今月から始まっています。

思いのほか希望者がいないというか、高額だからか周知不足か、いまひとつ盛り上がりに欠けていますね。

このワクチンのテレビCMも最近見かけません。たぶんCMは、任意接種を想定していたものだからでしょう。

定期接種には生ワクチンの選択肢もあるので、不活化ワクチンのCMが流しにくくなったのかもしれません。

熊本市のサイトに、この定期接種制度についての記載が初めて登場したのは、4月3日のことでした。

そこには、対象となる方への勧奨ハガキの送付は6〜7月ごろを予定していると、記載してあります。

接種費用の自己負担額(裏を返せば市の負担額)が決まるのが遅くて、準備が遅れているのかもしれませんね。

とは言え、おかげで初年度の対象者は、勧奨を受けてからの接種可能期間が少し短くなります。

新しい制度や経過措置というのは得てして、初年度の対象者が割を食うものです。

今日は合志市在住の方が、勧奨手紙を持って来院されました。合志市からの案内は今月上旬には届いたとか。

こういう動きの速さって(逆に言うなら熊本市の動きの鈍さって)、何か役所の体制の違いなのでしょうか。

自己負担額も、合志市は熊本市よりも割安です。ちなみに私の居住地菊陽町も自己負担額は合志市と同額。

それらと比べると熊本市は高い。財政の問題だけかどうか知りませんが、もう少し頑張ってほしいです。