「大阪・関西万博」は、明日の開幕を前に、本日開会式が行われました。
「並ばない万博」を謳っているので、入場やパビリオン利用などが細かい時間予約制になっています。
私も予約を取りましたが、入場の時刻やゲートまで指定しなければなりません。これも並ばないためです。
しかし先日の「テストラン」では、入場ゲートで大行列ができて待ち時間も長かったようですね。
セキュリティチェックに時間がかかったといいます。こういうものは、目論見通りにはいかないものです。
それで思うのは、空港の保安検査場です。不慣れな方やモタモタする人がいると、急に列が滞りますね。
それでも空港は、それなりに慣れた人も多い場所ですから、その程度で済むのでしょう。
ところが万博のゲートなんて、誰にとっても初めての場所。リピーター以外、全員が初心者ですよ。係員も。
紙チケットではなく、スマホで電子チケットを表示させる方式には、もともと一定のリスクがあるのです。
ましてカバンの中身をチェックするわけで、これを老若男女全員にやるなんて、そりゃ渋滞もするでしょう。
現場が色々と工夫しても行列が解消しないなら、並ばない万博など絵に描いた餅だったということです。
「キャッシュレス」や「ペーパーレス」に完全に対応できるような、先進的な来場客ばかりとは限りません。
マイナ保険証と同様、アナログ対応の余地を残しておくと良いのですけどね。さてさて、明日はどうなるやら。