全国の企業で、今日は入社式が行われたようです。新入社員の皆さんの、はつらつとした表情がいいですね。
ANAホールディングスの入社式は、羽田空港の格納庫で行われました。新入社員はコロナ禍後最大の3,104人。
その記念写真を見ると、社員らはみな、青い細長いタオルを両手で広げています。
そこには、ANAのロゴのほかに、「UNITING the WORLD in WONDER」と書かれています。
プロモーションビデオの内容から察するに、「世界をワクワクでつなげよう」といった意味なのでしょう。
コロナ禍直前の2019年の新入社員数は、3,463人でした。その意味では今年は「まだまだ」なんですね。
その年のタオルには、「The future starts today !!」とあります。
その気持ちはわかります。5月のホノルル行き「フライングホヌ」就航を控え、ANAは活気づいていました。
私もその年の9月に、真新しいホヌに乗りました。もはや国際線もANAの時代かと思えました。
しかし翌2020年。コロナが襲来しました。他業種もそうですが、とくに航空業界には大打撃を受けました。
3,686人の入社は決まっていましたが、入社式は中止されました。
翌2021年からの2年間は、毎年数百人程度の採用に留められ、入社式は中止のままでした。
入社式が再開されたのは2023年。コロナの波は続きますが、なんとなく先が見えた気がしてきた頃ですね。
その年のタオルには「Hope for tomorrow !!」。疫禍から抜け出し、希望を見いだそうという思いでしょう。
たぶん来年は、過去最大規模の採用人数となることでしょう。ワクワクするのは社員だけじゃないですよ。