機内で携帯電話が発火

飛行機内で乗客が持っていた携帯電話が発火した、というニュースはとても気になります。

・それはiPhoneなのか、それ以外ならどこのスマホか、もしくはスマホ以外の携帯電話か

・充電しながら使っていたのか、充電せずに使っていたのか、そもそも使用中ですらなかったのか

羽田に緊急着陸したハワイアン航空HA457便は、引き返しや目的地変更ではなく、もともと羽田行きでした。

その様子を「flightradar24」で検証してみました。こういうのが好きなのです。

機材はAirbus A332。定刻19:25のことろを18:42に、羽田では最長のC滑走路に北向きに着陸しています。

当時の羽田は南風運用(南向き着陸)中でしたが、都心を回り込むのを避け、時間を短縮したのでしょう。

その着陸3分前から、羽田からの他機の離着陸はすべて止まっています。万一の事故に備えたわけですね。

そしてHA457が無事着陸した3分後から、堰を切ったように他機の離着陸が始まりました。

機内では、発火した携帯を「防火かばん」に入れて消火したようです。迅速な処置でケガ人も出ませんでした。

なにしろ先日の、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4917.html" target="_blank" title="韓国の大事故">韓国の大事故</a>がありますからね。延焼でもしたものなら機内パニックになるところでした。

にしても気になるのは、その「携帯電話」の機種と使用状況ですね。

これがスマホで、しかも充電中どころか使用中ですらなかったとしたら、これは大問題です。

機内モードにしても、スリープ中でも、常時なにか稼働しているのがスマホですからね。

まさか今後、フライト中は機内モードではなく電源オフが義務化されたりしないでしょうね。

もしもそうなると、機内Wi-Fiどころか、動画鑑賞も音楽も写真撮影も全部ダメじゃないですか。それは辛い。

「動く歩道」を使わず歩く

埼玉県羽生(はにゅう)市に家を建てた息子家族のところへ、日帰りで行って来ました。

新居は想像を超えて格好良く、孫たちもますます可愛かったのですが、今日ここで書くのはその道中の話。

慣れない場所に行くとき私はいつも、「NAVITIME」というサイトで交通機関の乗換えなどを検索しています。

羽田から羽生駅までいくルートは、時間帯によってもさまざまありますが、乗換え回数は2〜4回。

1回か2回ならともかく4回ともなると、しかも時間的な制約があると、田舎の人間にはハードル高いですね。

今日も、ホームに着いたらすぐ降りて、隣のホームの急行に乗り換える局面がありました。失敗しました。

10秒程度しか余裕がなく、本当にその電車で合ってるのか確認する暇がない。慣れの問題なんでしょうけどね。

また今日は、電車が遅れていることに気付かず、予定通りの時間に押上駅で降りたつもりが浅草駅でした。

浅草で地上に出たおかげで、スカイツリーと雷門を見ることができました。人間万事塞翁が馬です。

飛行機の話も書きましょう。今日の復路便(ANA649便)は、羽田空港の48番ゲートからの出発でした。

このゲートは旧サテライトにありましたが、2タミ本体と陸続きになり、バスではなく全部歩くので遠いです。

ラウンジを出て案内表示を見上げると「47番搭乗口まで960m」だと。48番はその隣。ほぼ同じ距離か。

ちょっと萎える距離ですが、逆に私はやる気が出てきました。よし、動く歩道は使わず、全部歩こう。

新ゲート付近は見晴らしが良く、歩くのは健康的。ほぼ駅と空港内だけで、今日は10,333歩も歩きました。

高齢者医療費が増えるのは、高齢者が多いからです

「医療費削減」が叫ばれていますが、削減できるのか、ていうかそもそも削減すべきことなんですかね。

団塊の世代がみな後期高齢者となったいま、高齢者の医療費が過去最大規模に膨らむのは至極当然のことです。

そのような状況で医療費を削減しようとすれば、高齢者1人あたりの医療費を減らさなければなりません。

そのためには、高齢者が医療を受ける頻度(量)を減らし、医療内容(質)を縮小しなければなりません。

どうやら国は、医療費が膨らんだのは医者がムダな医療をして儲けているせいだと、そう思っているようです。

そこで、手っ取り早く、医療費の単価を安くすることで医療費の総額を減らそうというのが国のやり方です。

つまり、高齢化のツケを、医療機関を薄利にすることで乗り切ろうというわけです。

医者への報酬(診療報酬)とは、一定の診療内容に対して医者に支払う単価であり、国が自由に設定できます。

医療の量や質は同じでも、医者の儲けだけが減るような報酬体系にすれば、医療費が容易に減らせるわけです。

細かくチマチマと点数をいじるのが常套手段でしたが、1点10円の根幹に手を付ける可能性も出てきました。

医者だけ限定して収入減にするため、医者以外の医療従事者のベースアップを確保する仕組みも作られました。

こんな理不尽なことが何年も行われているのに、メディアは医者の味方をしてくれず、世間にも知られません。

しかしそもそも、高齢者の医療費を負担するのは生産年齢人口です。それが減っているから大問題なのです。

何年経っても少子化を食い止められないのは、国の失策です。医者はただ、日々の医療を行っているだけです。

極薄iPhoneは極厚ケースで守る?

「iPhone 17 Air」という、極薄iPhoneが発売されるらしいですね。(まだ噂の段階ですが)

数年前、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1452.html" target="_blank" title="薄くて良く曲がるiPhone">薄くて良く曲がるiPhone</a>として定評のあったiPhone 6を、仕様通り見事に曲げたことがある私です。

お尻のポケットに入れていたんですね。気が付いたら、真横から見るとチンアナゴのようになっていました。

私は元々そんなところにiPhoneを入れる習慣はなかったのですが、これも魔が差したというか。

さて、「不安になるほど薄い」という前評判の、iPhone 17 Airに話を戻します。厚さは5.5mmになるとか。

ただ極薄iPhoneは、カメラの飛び出しが余計目立つでしょうね。あのデザインはいまだに好きになれません。

今さら言いますが、ハッキリ言って不格好です。ジョブズやアイブなら絶対認めなかったデザインですよ。

薄さに期待するのは、スマホストラップ(サコッシュ)に入れやすいところですね。それに多分軽くなるし。

今使っている、とくに海外旅行では必需品のサコッシュには、iPhone 15 Proを入れるとキチキチなんです。

だけどそれだけ薄いなら、心配なのはバッテリー容量。外出時にはモバイルバッテリーの携行は必須ですね。

たぶん、iPhone本体よりもバッテリーの方が分厚くて重いでしょうね。それって、どうなんですかね。

大丈夫です。「モバイルバッテリー搭載 iPhone 17 Air補強ケース」なんてのが、やがて発売されるはずです。

これでバッテリーも強度も十分ですね、なわけないでしょ。最初からそんな中途半端なiPhone買いませんよ。

「AI2027」論文

「AI2027」という論文が、いまの話題であり今日のテーマです。

OpenAIの研究者などの専門家が2027年末までのAIの発展を予測したもので、具体的で衝撃的な内容です。

詳細は省きますが、結論として、今後のAIの開発ペースしだいで、行く末は2つに分かれるとしています。

(1)開発競争を優先した場合:AIが自律的に意思決定を行うようになり、最終的に人類の支配権を奪う

(2)開発ペースを抑えた場合:AIは人に対して従順で、人をサポートする

私に言わせれば、(2)は単なる過渡期であって、最終的には(1)になるような気がします。

なぜなら、時間とともにAIはいくらでも進化しますが、人は数年〜数十年程度では進化しないからです。

それに各国が協調して(2)を目指したところで、抜け駆けする大国が3つ4つあるでしょう。米露中などです。

どうせ世界が(1)に至るなら、せめて自国だけはAIの側に付きたいと、利己的に考えるわけです。

人類を支配したAIが何を考えるかと言えば、世界平和や地球環境の維持を際限なく追求し始めるでしょうね。

なので皮肉なことに、米露中などが真っ先に「駆除」されることになるでしょう。少々痛快です。

でも最終的には、全ての人間が駆除されることになりますね。完璧な意味で罪のない人間などいませんから。

人間は隠れて抵抗するしかありません。映画『ターミネーター』の世界が現実になるのは、もうすぐです。

ただしそれが2027年末だとしたら、ちょっと早すぎませんか。あと2年半ですか。いやあ、どうしよう。

「MRワクチン」の定期接種期間は延長されています

MRワクチンの定期接種期間が延長されています。

この件については、当ブログで周知できていなかったので、今日になって慌てて書いておきます。

このワクチンが不足していることについては、2カ月前に書いたとおりです。

それを受けて厚労省から、令和8年度末までの公費接種延長措置の対象が、以下のように決定されました。

・第1期:令和6年度に2歳の誕生日を迎えた方(令和4年度生まれの方)

・第2期:令和6年度にMR2期の接種対象(平成30年度生まれの方)

・第5期:昭和37〜53年度生まれで、昨年度までに風しん抗体検査を受け、抗体価が不十分であった男性

本来、1期の接種対象は「満年齢」1歳ですが、延長措置の対象は「年度年齢」単位で決まる点が要注意です。

ワクチンの供給不安定が令和6年度末まで続いたというのが、この規定の理由(厚労省の理屈)のようです。

にしても、令和6年度の対象者の接種期間を令和8年度末まで延長するのは、延長のしすぎじゃないですかね。

それと対照的に、令和7年度の接種対象者には延長措置が無く、接種期間の逆転現象が起きています。

たとえば、3/31に2歳になった子は今後約2年間接種できますが、4/2に2歳になった子はもう接種できません。

現時点ですでにワクチンの流通は安定しているので、今回の延長措置はもう少し短い期間でも良かったですね。

いま海外から持ち込まれた麻疹が国内で発生しており、国内では久しぶりに麻疹の流行が懸念されています。

接種期間の延長のしすぎは対象者にムダに余裕を与え、接種を遅らせ、結果的に感染のリスクを生みます。

延長対象のお子さんは、延長されたからといってのんびりせず、なるべく早めに接種しましょうね。

「新幹線大爆破」

映画『新幹線大爆破』がNetflixで配信されたので、鑑賞しました。(以下、ネタバレ少しあります)

1975年に公開された同名の映画の、リメイクというか、リブートというか、じつは○○でしたね。

子どもの頃にテレビで観た前作(昭和版)については、ちょうど10年前に書いたことがあります。

犯人が高倉健、運転士が千葉真一、指令は宇津井健、刑事は丹波哲郎に北大路欣也と、超豪華なキャストです。

その昭和版では、新幹線は博多行きの山陽新幹線でした。

北九州に入る前に山口県内で爆破させようという、山口県人(当時の私)としては納得できかねる展開でした。

それに対して令和版は東京行き。まあね、想定される被害が大きい方が、映画も盛り上がるのです。

さすがに現代風の機器も登場しますが、指令所のパネルのアナログなところがじつにいいですね。

新幹線のある車輌が、一定の速度以下になると爆発するような爆弾がセットされた、という設定は共通です。

遠隔操作で起爆する方が簡単なのに、なぜそんな面倒な爆弾にしたのかといえば、それが映画だからでしょう。

おかげで独特の緊迫した場面が約束されます。よくぞその設定を思いついたと思います。

意外なことに令和版って、昭和版のリメイクでもなければリブートでもない、「続編」だったんですね。

検診で癌を予防する?

「ワクチンと検診で、子宮頸がんを予防しましょう」と訴えるテレビCMを、ときどき見かけます。

でも「検診で癌を予防」という表現は誤解を招きますね。やめてほしい。

検診を受けるのでワクチンは打ちません、みたいな人が増えるのも、そういうCMのせいじゃなかろうか。

たしかに子宮頸がんは、検診によって「異形成」という前がん状態を発見することが可能です。

しかし「前がん状態」であるならば、経過観察で済む場合もあれば、手術が必要になることもあります。

そして手術すれば、その内容にもよりますが、その後の妊娠への影響(流早産のリスク等)も出てきます。

このような、前がん状態で発見できて早期治療を行えることが、本来の意味での「癌の予防」なのでしょうか。

もしも、胃がんを80%予防できるワクチンがあったとします。しかも無料で接種できるとします。

いやいや、ワクチンなんて打たなくても私は検診で予防しますから、っていう人はあまりいないでしょう。

でもそんな便利なワクチンが存在しないから、定期的に検診を受けて早期発見・早期治療につなげるわけです。

子宮頸がんはしかし、発がんを90%以上予防できるワクチンがあるところが、胃がんとは大違いです。

もちろん100%予防できるわけじゃない。なので検診も組み合わせて、早期発見に努めることが大事なのです。

いまこのワクチンの接種を推奨するなら、もっと正確で理論的な表現でCMを打ってほしいものです。

「百日咳ワクチン」接種希望者急増中

先日当ブログに書いたせい、だけでもないでしょうけど、百日咳ワクチンの問合せが増えています。

(1)年長になったが接種すべきか、(2)妊婦なのだが接種できるか、などが主な問合せ内容です。

百日咳ワクチンの免疫は約10年で切れるとされてきましたが、最近では5年程度だとも考えられています。

なので、3種混合または4種混合ワクチンの追加接種を1歳のときに受けた方は、年長時が次の接種時期です。

ちょうど年長時にはMRワクチンの第2期接種を行うので、それとの同時接種を当院ではお勧めしています。

とくに百日咳は学校で流行しやすいので、就学前の予防接種はとても有効です。

しかし考えてみると、小学生や中学生だけでなく、高校生も大人も、全員が免疫切れの状態と言えます。

ワクチンの接種を勧めるのであれば、全年齢層の方にお勧めしなければならないということになります。

と考えると、任意接種対象者はかなり多くなるかもしれません。はてさて、ワクチンが足りるんでしょうか。

そのことに気付いて、3種混合ワクチンを院内に少し在庫しておこうかと考えたのがつい昨日のことです。

さっそく薬品卸に電話すると、営業所に在庫が無い。複数の業者をあたりましたが、県内在庫はわずかでした。

あちこち手を回して、福岡から取り寄せたりして、明日にはある程度は確保できる見込みです。

で、最後はワクチンが余ったりするかもしれませんが、まあこういうのは、備えあれば憂いなしなので。

「新型コロナウイルス武漢研究所起源説」再燃

「新型コロナウイルスは、中国・武漢のウイルス研究所が発生源だ」

そんなことは誰でも知ってます。ていうか、それだと腑に落ちます。ていうか、そんな気がする。しらんけど。

真実かどうかはともかく、ホワイトハウスが公式にそう言ってるので、今後の論戦がどうなるのか楽しみです。

この件を検証したドキュメンタリー映画は、すでにいくつか作られているようですね。

ですがこの際、ホワイトハウス公式のドキュメンタリー作品を作ってくれませんかね、陰謀論プンプンの。

もしも中国が非を認めて(あり得ないけど)全世界に賠償するとしたら、どのぐらいの金額になるのか。

どこかのIT企業の入社試験で出そうなこの推論の、解答例を誰か提示してくれませんかね。

東京ドームにピンポン球を詰めたら何個入るか、みたいなやつです。

そういう推論というのは、正解かどうかではなく、計算根拠の妥当性を含め思考過程が重要です。

でもいまどきは自分の頭で考えず、AIさんに尋ねてしまうんでしょうね。ためしにChatGPTさんに尋ねたら、

(1)「東京ドームにピンポン球は14億個入る」

単純にドームの容積をピン球の体積で除してるけど、それは隙間を考慮してないからダメでしょ。

そこを問い詰めたら、「六方最密充填」というのを持ち出して修正してきました。それを最初に使わなきゃ。

(2)「中国が世界に払うべき賠償額は、総額510兆円」

経済損失+医療費+社会的影響だとか。ふーん、わからん。でも全然少な過ぎる気がする。

死者とその子孫の遺失利益はどうなのかと問い詰めたら、50兆円上乗せしますとの返答あり。その程度なん?