第一生命が実施した「大人になったらなりたいもの」のアンケート結果を、NHKが取り上げていました。
小学生男子では、初めて「野球選手」が「サッカー選手」を逆転したと、驚きを持って報じていました。
これも「大谷効果」だというわけです。が、よく見ると、その野球選手もランキングの第3位に過ぎません。
第2位は「Youtuber/動画投稿者」で、第1位は「会社員」じゃないですか。
Youtuberって、どんだけ憧れられてるのかと思いますが、しかし首位が会社員というのも泣けてきます。
小学生に限らず中高生でも、男子は5年連続で会社員が1位だそうですね。
子どもたちは単に現実的なのではなく、きっと父親のようになりたいと思っているのです(と思いたい)。
私は小学生の時、卒業文集に「大人になったらエンジニアになりたい」と書きました。
今エンジニアと言えば、SEかもしれないし、何か工業製品の設計・製作に携わる職業かもしれません。
しかし当時の私はなんとなく、機械をいじる仕事をイメージしていました。整備士みたいな感じでしょうか。
中学校の卒業文集には、「西ドイツに留学していることだろう」と書いています。「西ドイツ」ですからね。
当時のドイツは、日本をしのぐ科学技術の最先進国というイメージだったんでしょうね。
子どもの頃から私は、何かを分解して中身を調べるのが好きでした。でも、その後の組み立ては不得意でした。
ある夏、親戚で時計を分解して組み立てたらネジが1本余るという、絵に描いたようなヘマをやらかしました。
そしてその目覚まし時計は動かなくなりました。伯父さんに少し叱られました。私の父のお兄さんでした。
実はその父が幼少期に、同じように時計を分解して壊したことがあることを、偶然今日、母から聞きました。
「血は争えない」とは、こういうことなんですね。