「帯状疱疹ワクチン」の定期接種は4月開始

「帯状疱疹ワクチン」の定期接種が、予定通り来年度から始まります。4月1日からです。対象は65歳。

もちろん66歳以上の方も、経過措置として今後5年間、5の倍数の年齢の時に接種できます。

この接種対象の決め方はちょうど、「高齢者用肺炎球菌ワクチン」とよく似ています。でも、同じじゃない!

注意すべき点は、帯状疱疹ワクチンの接種対象が「満年齢」ではなく「年度年齢」で規定されていることです。

たとえば来月からの接種対象は、来年度中に65歳かそれ以上の5の倍数の年齢になる方です。

なんと私もです。私は今年9月に65歳の誕生日を迎えるので、栄えある「初年度の接種対象」なんですね。

奇しくも、「共通一次元年」の学年が、「帯状疱疹ワクチンの定期接種元年」の学年となるわけです。

このように年度年齢を採用したのは、接種を知らせる「勧奨ハガキ」を出しやすいからでしょうね。

肺炎球菌ワクチンも、経過措置期間中はそうでしたが、現在は満年齢の方に変わっています。

以前から行われているインフルエンザワクチンの定期接種も、対象は満年齢で65歳以上と規定されています。

つまり、満年齢で規定された高齢者用ワクチンが2つあるのに、年度年齢で規定したワクチンが始まるのです。

経過措置が終わったら、帯状疱疹ワクチンも満年齢規定になるのでしょうけど、しばらくは間違い注意です。