ハリウッド映画などを見ていると、旅客機にこっそり乗務している「航空保安官」が出てきますね。
拳銃を特別に所持しているので、ハイジャックが起きた時なんかに、機内でドンパチが始まることがあります。
そういう警官は、日本の航空機には乗っていないんですかね。少なくとも見た目にはわかりません。
乗務ではなく移動のために搭乗しているCAさんなら、たまに見かけますね。たいてい後ろの方に乗ってます。
そういうのを「デッドヘッド」といいます。頭数に数えないという意味で「デッド」です。
縁起でもない通称なので、少なくとも日本で「死頭」と訳されて使われることはないみたいですね。
デッドヘッドのCAさんたちは、制服は着ていますが、基本的には通常の機内サービスは何もやりません。
ただし緊急事態等では、仕事をすることになります。個人の判断ではなく、そういうルールになっています。
今日私が乗った那覇行きの往路便にも、デッドヘッドのCAさんが数名いました。
一般の乗客の搭乗の終わり頃に、全員がまとまって乗り込んできました。普通の制服姿です。
何かコトが起きれば、たとえば保安要員にもなるので、普段着というわけにはいかないのでしょうね。
デッドヘッドの方々はみな、乗務ではないので愛想は良くなく、まるで乗客のようにスンッとしていました。
ところが復路便でのこと。先ほどのCAさんたちがこんどは客室に乗務していたのです。みな満面の笑顔です。
「今朝もお見かけしましたね。日帰りなんですね」と声をかけられました。さすが、切り替えてますねぇ。