第12回日経「星新一賞」のグランプリが発表されました。
受賞作を軽くレビューしますが、ショートショートなのでオチが命。なるべくネタバレしないように書きます。
【一般部門グランプリ】『ユウェンテルナ』(吉野玄冬著)
映像化されたら素晴らしいと思いました。舞台はアマゾンから宇宙へ。ベゾスからマスクではなくて。
単純なSFではないところが評価されています。吉野氏は、こういう作品を書き慣れてらっしゃるようですね。
【ジュニア部門グランプリ】『将来ドック』(小林宗太著)
職業柄、こっちの方が親しめました。私が書くならこの設定でしょうね。社会批判もこの程度がちょうど良い。
文体や文章のレベルが私に近いのも嬉しいし、なにしろオチが最高です。
11年前、私が<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-828.html" target="_blank" title="第1回「星新一賞」に応募したときのこと">第1回「星新一賞」に応募したときのこと</a>を思い出します。
締切間際に投稿を終えて院長室で爆睡してしまい、夜中に巡回してきたSECOMの人に起こされた顛末です。
残念ながら受賞は逃しましたが、その時の原稿をいま読み返してみたら、けっこう面白いじゃないですか。
いやいや、もうちょっと手直しして、もう一回応募するって・・・もちろんダメです。
ではいつか、ブログネタが無いときにでも、この場をお借りして私の作品を発表することにしましょうかね。