「羽田–ストックホルム便」就航

ANAの「羽田–ストックホルム便」が開設されました。

JALは、北欧ではフィンランド(ヘルシンキ)便が就航していますが、スウェーデンには飛んでいません。

一方でANAにとっては、北欧便自体が初めてです。

コロナ禍で約5年遅れの就航となり、航空旅行ファンは今日の日を待ちわびていました。まずは週3往復から。

熱烈なANAファンなら、初便 (NH221)で行って初便 (NH222)で帰る「初便タッチ」を敢行するのでしょう。

パラダイス山元氏も当然、現在そのタッチ中のようで、今朝のClubhouseでも実況中継していました。

往路は本日未明に羽田を発ち、ベーリング海峡からグリーンランド上空を飛ぶルート。飛行時間13時間10分。

復路は日本時間で今日の夕方出発し、南回りで今(22時半現在)カスピ海上空を北東に向かっているようです。

ウクライナとロシアを避けて黒海の南側に回り込んで飛ぶ迂回ルートは、いったいいつまで続くんでしょうね。

ANAは、先月はミラノ、来月12日にはイスタンブール便を開設するという、3カ月連続の開設ラッシュ。

欧州は8カ国(英・仏・伊・独・オーストリア・ベルギー・トルコ・スウェーデン)への就航となります。

ちなみにJALの欧州便は、英・仏・独・フィンランドの4カ国のみというのが意外ですね。

欧州は、まだ行ってない、でもいつか行きたい国や場所があまりにも多くて、もうどうしようかと思います。

往復するだけで2日近くかかるので、4,5日ぐらいの連休ではまともな「観光旅行」などできません。

どうせ行くなら2,3週間かけて回りたいし、それも一度や二度行ったぐらいじゃおさまりませんよね。

長期休暇が必要となると、仕事しているうちは諦めるしかないんでしょうか。

去年メキシコに行った時のような、とりあえず行ってすぐ戻る「敢行旅行」なら、いまでも可能ですけどね。

甘さを控えないぜんざい

「ぜんざいを切らすな!」

かつて、これがわが家の合い言葉であり家訓でしたが、いまはたいてい、切らしています。

まあこの歳になると、チョコモナカジャンボとぜんざいを毎晩食べるわけにもいきませんからね。

でも実は、ぜんざいはわが家の自慢料理(?)のひとつなのです。

そしてその、自慢したくなるほど美味いぜんざいの秘密は、まったく甘さを控えていないことです。

巷ではしばしば、「甘さ控えめ」のスイーツを売ってますが、バカじゃないの。

糖質の摂取量が心配なら、食べる量を減らせばよいことで、質を落としてどうしますか。

わが家では手抜きはしません。適量の砂糖を躊躇無く入れます。いくら煮詰まっても絶対に薄めません。

アンコになりそうなぐらいに粘ってきても、薄めません。ま、たいていその前に食べきってしまいますが。

以前、来客に出すために準備していたぜんざいが煮詰まりすぎたので、家人が薄めてしまったことがあります。

でも、薄めると不味くなるんですよね。ひどく水っぽくて、まったくダメになるのです。残念なことでした。

その意味で私は、おしるこが嫌いです。逆に煮豆が好きです。正月の黒豆も大好物です。

外食で美味しいぜんざいに出会ったことが、私はほとんどありません。どこも甘くないか薄いかその両方。

なので将来リタイアしたら、ぜんざいの店をやろうかと思うぐらいです。私は味見担当ということで。

「まちがい探し」は嫌いじゃない

どういうわけか最近、「まちがい探し」の広告が、Facebookに頻繁に表示されるようになりました。

最初に見た時にうっかり真剣にチャレンジしてしまい、どこかをクリックしちゃったんでしょうかね。

あまりしつこいので「投稿を非表示」を選択。以後、いまのところ表示されなくなりました。

まったくこの手の広告は、気を緩めるとつけ込んできますからね。

ところで、「間違い」と似た言葉に「間違え」がありますね。私は圧倒的に前者をよく使います。

それぞれ、動詞「間違う/間違える」の名詞形なのですが、動詞ならば両者ともよく使いますね。

「言い間違い/言い間違え」についてNHKは、前者が優勢であり、なるべく前者を使えと言っています。

動詞形の「言い間違う/言い間違える」についてはしかし、私には後者の方がしっくりきますけどね。

似た様な言葉で、当ブログでよく使ってきた表現が「取り違い」と「取り違え」です。

ワクチンなどの「取り違い/取り違え」について書いてきた回数を調べたら、前者2回、後者31回なんですね。

圧倒的に「取り違え」をよく使っています。たしかにその方が自然な感じがします。

おそらくそれは、動詞形の「取り違う」と「取り違える」に由来するのでしょう。後者の方が馴染みます。

「違う」と比較して「違える」は、何かが逆になった、より能動的な錯誤のニュアンスがあるように思えます。

なので「患者の取り違い」よりも「患者の取り違え」と書いた方が、より悪質な印象になるんでしょうね。

文春のお詫びと訂正

中居正広氏の問題。昨日の記者会見を最後まで見た人はみな、時間をムダにしたことを悔いているようです。

まあそれにしても、10時間以上にわたって老人たちを吊るし上げたことは、ちょっと感心できませんね。

そうでなくてもスッキリした返答のできない重役たちですから、時間とともに余計グダグダになるだけですよ。

それを夜中の2時半まで「尋問」するとは、理由が何であるにせよ人権侵害じゃなかろうかとさえ感じます。

そういう風に、相手が疲労困憊するまで尋問し続けた検察官が、最近問題になったばかりじゃないですか。

驚いたことに週刊文春は、当該トラブルが起きた会食は、中居氏が女性を誘ったものだったと訂正しました。

これまでは、女性がフジテレビの幹部社員に誘われたと報じていたのに、まるで話が違いますよ。

いまフジテレビがこれだけ大きく叩かれている問題の、その根幹に関わる部分が誤報だったというのですか。

「一部を間違えて報じましたが、社員の関与は変わりません」との主旨で、文春は言い訳をしています。

「誤報ではあっても、結果的に大きな問題が浮き彫りになりました」とでも言ってるようで、釈然としません。

だから週刊誌は、と批判するつもりはありません。週刊誌とは所詮、そういうものなのだと思うべきです。

冷たい雨に打たれて

空を見上げ、よし今は大丈夫そうだと傘を差さずに駐車場に出た時に限って、雨が急に降り出したりします。

猛暑の時期もゲリラ雷雨もたいへんでしたが、厳冬の冷たい雨に打たれながらの発熱外来も辛いです。

おもに徒歩やタクシーで来院する方のために隔離室を使うので、車で来た方はたいてい駐車場での診察です。

詳細な診察や血液検査などが必要な方は、院内に入る順番が来るのをしばらく待ってもらうことになります。

この3日間(土・日・月)の陽性診断者は、インフル13、コロナ7、溶連菌3でした。

陽性率は減っている印象ですがインフルが減り止まり、その反対にコロナが確実に増えているという状況です。

熊本市の定点あたり報告数も、インフル17.6、コロナ4.4、溶連菌感染2.1と、当院とだいたい同じ傾向です。

定点報告は1週間遅れたデータなので、今後おそらくコロナはもう少し増えるかもしれません。

インフルは来月初めには警報解除レベルになりそうですが、いまB型が出始めているのが気になります。

そのほかには胃腸炎があいかわらず多く、家族内での感染もよく見られます。

胃腸炎のウイルスにはアルコール消毒が効きにくいことは、医療機関等がもっと周知させなければなりません。

日によっては夕方までの予約枠が朝のうちに埋まり、埋まった後も予約の電話が途切れません。

電話がなかなかつながらないことにご立腹の方も多く、午前中は謝ってばかりの電話対応になります。

多くの方からの電話が殺到するからつながらないという、その単純な理屈をご理解いただければ幸いです。

『べらぼう』

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、なかなか面白いじゃないですか。

実は最初は心配していました。こういった文化人を描いた大河は、ヘタをするとコケるんじゃないかと。

なにしろまず、主人公の「蔦屋重三郎(蔦重)」の存在を、私は聞いたこともありませんでしたからね。

ところが戦国とか幕末モノとは異なり、初めて知るような江戸の風俗がとても興味深くてためになります。

枕営業的な話も出てきて、これはまさに現代のメディア界にも通じる、タイムリーなドラマじゃないですか。

「江戸のメディア王」ですか、蔦重。だれもが「蔦屋書店・TSUTAYA」のルーツかと推測しますよね。

残念ながら、TSUTAYAの創業者が「全く血族ではないと思います」と否定しています。

ただし、「蔦屋重三郎」にちなんで屋号を付けた可能性までは否定していません。うん、多分ちなんでますよ。

文化を描きながらも同時に、将軍家や幕閣が絡んでくるところが「大河」らしくて安心できます。

今回は敢えて、ネットやガイド本などで予習したりせず、新鮮な気持ちで毎週視聴していきたいですね。

分かっているのは、蔦重がこれから、さまざまな創意工夫でメディア王にのし上がっていくということです。

そのサクセスストーリーが、今からとても楽しみです。以下、今後の物語を勝手に想像してみましょう。

おそらく、商売を拡大して「文化便利倶楽部」みたいな組織を作り、一世を風靡することになるのでしょう。

でもいつか、「尼崎存兵衛」みたいな新参者が現れ、世代交代する日が来るのです。

家族のタミフルを流用できるのか

インフルエンザは少し減りましたが、まだ流行しています。今日は久しぶりにB型が出ました。今年初です。

コロナやマイコプラズマも出ているし、胃腸炎も多いですね。今日は溶連菌感染が目立ちました。

それらのどれも陽性ではない(または検査をしていない)方は、「風邪ですかね」ということになります。

「抗生剤出ますか」

風邪診療における「よくある質問」のトップに来るのが、この手の質問(または要請)ですね。

通常は出しません。次のように理由を述べながら、やんわりとお断りをします。

今回はおそらくウイルス感染と思われるので、細菌感染に効く抗生剤は、効果がありません。

ですが今後、二次感染を疑うような経過であれば、必要に応じて抗生剤を処方する場合もあります。

たとえば、高熱が続いたり中耳炎や副鼻腔炎の治りが悪い場合や、肺炎や尿路感染症の疑いがあるときです。

日頃から漫然と抗生剤を使っていると、本当に必要になったときに効きが悪い場合もあるのです。

「予防でタミフルもらえますか」

病状と状況から、インフルエンザの疑いがあるのに検査で陰性だった場合、処方する場合もあります。

しかしそれは「予防」ではなく「偽陰性」の可能性を考慮した「臨床診断」に基づくものです。

それ以前に、明らかにインフルエンザと臨床診断できる場合は、そもそも検査をしないことが多いですね。

実は家族のタミフルを飲んで来たのです、という方もときどきいます。まあ気持ちはわかります。

その方がインフルエンザだと診断できれば、当院では「追加分」のタミフルを処方することになります。

ただ、家族内でインフルが出ているなど感染が強く疑われる場合であっても、医薬品の流用は本来はNGです。

どうしても家族のタミフルを自分が飲みたいという方は、せめて電話等で医師の判断を仰いでください。

シークヮーサー

沖縄に行くことがあると、必ず買って帰るのが「シークヮーサー(シークワーサー)」のジュースです。

現地の言葉で「酢っぱい(シー)」+「食わせる(クワーサー)」なんですね。「酢ー食わさー」ですか。

ちなみに「サーターアンダーギー」は「砂ー糖ー油ー揚げー」らしいですが。

シークヮーサーはいつも那覇空港の売店で、南都物産の沖縄県産100%シークヮーサー原液 500mlを買います。

Amazonの半額近い価格で売ってます。でももしかすると、市内のスーパーで買うともっと安いかも。

機内では頭上の物入れに入れられず足元に置くので、CAさんからシークヮーサーですねとコメント頂きます。

「原液」なので、そのままゴクゴクと飲むのは厳しくて、チビチビ飲むことになります。

毎朝、シークヮーサーを飲んだらすぐに、チェイサーがわりに私は野菜ジュースを飲みます。交互に飲みます。

沖縄のオリオンビールのサイトを見たら、シークヮーサー入りのビールやチューハイを発売しているようです。

これはイケるかもしれないと急に思い立ち、今夜「キリン スプリングバレー 豊潤」で試してみました。

「シークヮーサー 1:豊潤 4」ぐらいの割合で薄めてみたところ、これが絶妙でした。旨い。

酸味と苦みがマシマシの喉ごしの、いたく刺激的に香るビールに仕上がってしまいました。

明日からは、各種ビールやノンアルビールでも試してみようかと思います。もう普通のビールは戻れませんね。

と思いながら飲んでたら、シークヮーサーの瓶が空になってしましました。明日はいったん普通のビールです。

電話するのは無神経か

こちらの都合も何も考えずに、自己中のタイミングで電話してくる無神経な人や業者がいますね。

前もってショートメールで、お電話したいのだが何時頃がよろしいかと、アポをとってくれませんかね。

私はそんな電話が嫌いなので、少なくとも自分からそのような電話をかけることはしないようにしてきました。

電話というのは、突然相手の時間を奪うもの。可能な限り慎重に判断してかけるものだと私は思うのです。

ところが最近、思いついたときに電話するのがいちばん正しくて効率が良いかもしれないことに気付きました。

いえそれは、単に自分のためだけではなく、相手のためでもあると気付いたのです。

相手のことを考えて保留・延期していたら、うっかり連絡を忘れます。その結果、結局誰かに迷惑をかけます。

それは診療中でも同じ。次の患者さんを待たせてでも、先に何か作業を終えておいた方がいいこともあります。

翌日まとめて済ませられそうな書類仕事でも、今夜できる分を済ませておけば、どれほど後で楽になることか。

その都度やる。まとめない。完璧にそうしてるわけではありませんが、この年になってわかってきたことです。

今日も、某基幹病院の先生にいきなり電話して頼み事をしました。以前の私ならできなかった振る舞いです。

ですがその結果、患者さんの受診がスムーズになり、最終的にたぶん、その先生の手間も省けたことでしょう。

決して無神経なことをしているつもりはなく、最終的な全体の利益を考えた上でのことなのです。

というわけでこれからは、すぐ電話するスタイルに宗旨替えです。

「熊本–セントレア」便がなくなる

ANAの「中部(セントレア)– 熊本」路線が、夏ダイヤ初日(3月30日)から運休することになりました。

そのかわり、「中部–札幌」と「中部–那覇」の2路線が、夏休みに増便するのだそうです。

つまり、そのような需要だということなのでしょう。こうなったら3月29日までに乗っておきたいですね。

私が名古屋に行く用事はほとんどありませんが、過去8年間で3度、セントレアを訪れたことがあります。

そのうち2回は、札幌から熊本に帰って来るときの、乗継空港として立ち寄ったものでした。

熊本–札幌を結ぶ直行便はないので、札幌に行くときや帰るときは、羽田かどこかで乗り継ぐことになります。

ANAには「バリュートランジット」と「スーパーバリュートランジット」という、割安の乗継運賃があります。

搭乗便や日付等によって異なりますが、安いときは熊本–札幌間が1万7千円ぐらいだったりします。

この運賃が適用される乗継空港は、いまは羽田と伊丹しかありませんが、以前はセントレアも選択できました。

札幌から熊本へ戻る場合は、なるべくセントレア経由を選び、空港でひつまぶしを食べるのが私は好きです。

たいてい札幌でラーメンか海鮮丼とソフトクリームを食べたばかりなのに、名古屋のひつまぶしは別腹です。

そして熊本の鰻屋で食べるよりも、やはりセントレアの「まるや本店」の方が格段に美味いんですよね。

利用頻度が少なくて中部のターミナルは馴染みがないのですが、4階のレストラン階だけは把握しています。

次に来たときは、みそかつを食べようと思っていますが、でも結局、ひつまぶすことになるんでしょうね。