愛車(EV)のバッテリー問題については何度も書いてきましたが、ここに来て大問題に直面しています。
春頃には、職場との往復10kmでバッテリーを全容量の3%弱、2.7kWhほど消費する程度でした。
深夜電気料金だと32円の電気代です。これはガソリン代換算で、リッター50キロを超える「電費」でした。
ところがいま、暖房をふんだんに使うようになって、10km走るとバッテリーが10%減る始末です。
ヒートショックが心配で、朝も晩も乗る前からタイマー暖房しているので、なおさら電力消耗が激しいのです。
おまけに先日、バッテリーのリコールが来ました。滿充電すると何か危険な事が起きかねないのだそうです。
現時点では修復のメドが立たず、安全のため80%以上には充電できないように基板を改修するとのこと。
もともと私はスマホと同じようにバッテリー保護を考えて、日頃から80%までしか充電してませんでした。
しかし今後は絶対に80%以上に充電できないとなれば、私の車の航続可能距離が2割減るということです。
バッテリー容量と航続距離はEVのもっとも重要な基本性能であり、それが大きく損なわれることになります。
前述したように、毎日10%のバッテリーを消耗しているいま、私の車は無充電では80kmしか走れません。
バッテリー充電容量を20%以下にもしたくないので、実質的に60km、職場と6往復しかできません。
なので愛車は毎日充電する習慣になりました。まるで毎晩スマホを充電器に乗せて寝るみたいな感覚です。
もう真冬は、ほとんど遠出は不可能と考えるしかありません。EVの弱点には、あらためて衝撃を受けました。
充電インフラの拡充だけで無く、バッテリーの基本性能の飛躍的進歩が、今後どうしても必要ですね。