「帯状疱疹ワクチン」の、高齢者向けの「定期接種」が、来年度から始まることになりました。
と、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4648.html" target="_blank" title="5カ月ぐらい前に書いた">5カ月ぐらい前に書いた</a>のですが、どうやらようやく、本決まりになりそうです。
対象は65歳。ただし5年間の経過措置の間は、「5の倍数の年齢」の高齢者全員が対象となります。
これはちょうど「肺炎球菌ワクチン」と同じやり方ですが、肺炎球菌ワクチンは接種率が伸びませんでした。
しょうがないので5年間の経過措置を2回、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4506.html" target="_blank" title="計10年間の経過措置">計10年間の経過措置</a>が行われ、それが今年3月に終わりました。
その肺炎球菌ワクチンとは対照的に、帯状疱疹ワクチンは以前から問合せが多いですね。
任意接種(自費)でも接種したいという方もいますが、でも接種料金を聞いて辞退される方がほとんどです。
接種料金は、当院では2回で4万4千円です。バカ高です。だって、ワクチンの原価がべらぼうに高いのです。
そんな高額なワクチンなので、定期接種での自己負担金がいくらぐらいに設定されるのか、それが心配です。
ちなみに、このワクチンよりももっと高額の「HPVワクチン」は、自己負担ゼロで定期接種が行われています。
しかしその若者対象のHPVワクチンと比べると、高齢者対象の帯状疱疹ワクチンは分が悪いですね。
対象人数が多く自治体の財政を圧迫するので、高齢者にはある程度負担してもらうことになることでしょう。
では皆さま来年度からは、65歳になったら、肺炎球菌ワクチンと一緒に帯状疱疹ワクチンも接種しましょう。
さらに65歳と言えば、インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンが、定期接種の対象となる年齢。
なので来年9月に65歳になる私は、10月には4つの定期接種を受けることになりそうです。ドキドキしますね。