迷惑電話への「太陽」対応

仕事中にかかってくる迷惑電話の話は、これまでに何度も書いてきました。

相手の業種でいうなら、「不動産・投資」と、「電気・電話・通信」が、その双璧でしょう。

不動産関係の場合、饒舌な営業マンの機先を制して「この電話は勧誘ですか?」と尋ねることにしています。

「あ、勧誘ですね」と相手はトーンダウンするので、「勧誘であればお断りします」とたたみかけます。

それでも話を続けようとした場合には、「宅建業法に違反していませんか?」と言えば、話が終わります。

後日、また電話がかかってきたら、「再勧誘ですか?」と言えば、だいたいその業者とは縁が切れます。

と思っていたのですが、1年後とか2年後にもかかってきて、相手方もまあ根性がありますね。

「NTT」とか「九電」だと名乗る電話の場合、100%、NTTでも九電でもありませんね。

「代理店ですか」と尋ねると「代理店の○○です」と白状するので、「代理店はお断り」と電話を切ります。

ただ、どんな断り方をしても、相手を不愉快にさせる可能性はあり、逆ギレさせたら後々面倒ですよね。

また先日は、よく知らない業者からかかってきた大事な電話を、一度切ってしまったこともありました。

そんな経験から、最近は戦術を変えています。

今日もNTTと名乗るNTTではない業者からの電話が入り、受付から回ってきました。

「いま検査の真っ最中なんですが、お急ぎですかぁ」と言ったところ「いえ、ではまたご連絡します」だと。

この「検査中作戦」は相手を不快にさせず、しかもすぐ電話が切れるので、最近とても重宝しています。

ホームページをフルリニューアルへ

当院のホームページ(HP)を、このたび、フルリニューアルすることにしました。

マイナーチェンジしたことは1度ありますが、開院以来17年以上、当院のHPはほぼ同じ外見と内容です。

もちろん、中身の文章やお知らせなどは、こまめに更新しているつもりですが、枠組みは変わりません。

以前から、HPを新しくしませんかと、あちこちの業者が勧めてくるのですが、ずっと放置して来ました。

アドレスバーに「安全ではありあせん」と出ています。「HTTPS化」が必要であることは、わかっています。

その私がついに更新を決意したのは、スマホでHPを見た時の見た目(と操作性)の悪さを実感したからです。

私のHPは残念ながら、スマホ対応ではありません。なのでスマホで見るとすごく見づらいのです。

だって、当院が開院した2007年といえば、iPhoneが米国で発売された年。日本にはまだ存在しませんでした。

HPをスマホ対応にするなんて発想自体が、存在しなかった時代なのです。

いまiPhoneで当院のHPを見ると、バナー(ボタン)が小さすぎて、そのままでは指でタッチできません。

それ以前に、字が小さすぎて読めません。それに加えて、緑地のバナーに緑色の文字という配色が最悪です。

国がHPの「バリアフリー化」を進めている動きが、私を決断に至らせました。じゃあ見やすいHPを作ろうと。

最近のHPは、スマホで見てもタブレットで見ても、画面サイズと縦横比に応じて、表示が最適化されます。

これを「レスポンシブデザイン」と言って、いまや当たり前の仕組みなのですが、当院のいまのHPは未対応。

そういった点も含めて、読みやすくほのぼのするようなHPにしようと考えています。少々お待ちください。

兵庫県知事返り咲き

パワハラなどの疑惑で失職した斎藤元彦・前兵庫県知事が、返り咲きとなりました。

この件では、ひどい知事だと思う以上の興味も無く、選挙では県民が引導を渡すのだろうと思っていました。

県議会議員の全会一致で不信任を議決、多くの市長たちも対立候補を支持しているし、もう一巻の終わりだと。

ところが、肝心の「民意」は、斎藤氏を選んだんですね。最初は、驚き以外の何物でもありませんでした。

メディアは「SNSの勝利」だといいます。ただしそれは、伝え方が上手かったというだけの話ではありません。

「既得権益層 vs 改革者斎藤」の構図が明確となり、県民の認識を変え、投票行動にまで至らせたわけです。

私は俄然、興味が湧きました。これまで大手メディアが報じてきた事が、間違っていたのではあるまいかと。

テレビは斎藤氏を、「功績もあるかもしれないが、疑惑が問題」との順で報じ、疑惑ばかりを掘り下げました。

「疑惑があるが功績も大きい」という言い方をせず、改革者としての斎藤氏を評価しませんでした。

それは、権力者の疑惑報道は国民ウケするという浅はかな考えであり、メディアにありがちな残念な態度です。

玉石混淆のネット情報ではありますが、少し検索してみたら、ウソかホントか怪しげな話が山ほど出てきます。

確かめようもないので鵜呑みにはしませんが、兵庫県には何か闇がありそうな気がします(個人の妄想です)。

なにしろ5期20年の長期に渡り君臨した元知事の、その後継者を破って前回、斎藤氏が当選したわけですから。

そりゃ旧勢力が復権を狙って、斎藤氏の疑惑をでっちあげるなど常套手段でしょう(妄想が続いてます)。

しかし見事に再び当選した斎藤氏。映画ならこの後、敵対勢力の粛正が始まることになります(妄想炸裂中)。

いま底にある機器

Appleの新しい「Mac mini M4」が、ちょっと気になっています。ていうか、欲しいです。

数え切れないほどMacを買って来ましたが(たぶん40台近く)、新型Mac miniには久々に強くそそられます。

当院の電子カルテは現在、サーバーがMacBook Pro、クライアントはMac mini2台、iMac3台で稼働中です。

あ、そうそう、Windows機も1台ありましたね。

それに加えて院長室内には、Mac mini2台とiMacが2台、それぞれの用途で常時稼働中です。

ついでに自宅では、MacBook Pro2台とMac Bookを、これらも別々の用途で使っています。

Mac miniを多用している理由は、コンパクトなので故障等の際にはすぐに、差し替えられるからです。

院長室で使っているMac miniは、いつでも電カルのクライアントに使えます。

これがiMacだと、そこそこ図体が大きいので、まあそれでも故障すれば動かしますけど、面倒くさい。

Mac miniは、2010年以来ずっと同じ大きさでしたが、今回の新型ではついに大幅にサイズが変わりました。

19.7cm四方の高さ3.6cmだったのが、12.7cm四方で高さ5cmという、かなり小さくて少し分厚い形です。

「いま」新型Mac minの話題は、電源ボタンが本体の「底にある」ことです。そんな「機器」ってあります?

本体を持ち上げて裏返すなりしなければ、電源をONできないなんて、常識ではあり得ないデザインです。

これは「電源は入れっぱなしで、使わないときはスリープ」という、Appleの提案を悪く言えば強制するもの。

「ミニマルデザイン」がApple製品の真骨頂とは言え、ここまで割り切りますかねぇ。でも欲しいです。

ふるさと納税は結局11月

「ふるさと納税はお済みですか」と、毎年この時期にはいろんな業者からメールが届きます。

ご高察の通り、お済みじゃないです。でも、忘れてるわけじゃありません。11月になるのを待っていたのです。

返礼品の中で私は「定期便」が好きです。単発で豪華なものが来るより、毎月チョコチョコ来るのが嬉しい。

それぞれの地域の特産品を、毎月1回、年12回、1年中楽しめるのが良いですよね。

11月下旬頃に手続きをした場合は、たいてい翌年の1月から、各地の果物や肉や海産物などが届き始めます。

このように、1年間届く定期便があると、その翌年の定期便も結局、同じ時期に合わせなければなりません。

開始月を変えると、返礼品がダブって届いたり、逆に年末に何も届かなくなったりするからです。

近年そんなパターンを続けているので、いつも11月も後半になったら、そろそろ納税に動き出すのです。

さらに年末が近いこの時期は、ふるさと納税のサイトがこぞってポイントを増量します。顧客争奪戦です。

ただし来年10月から、ふるさと納税サイトのポイント付与が禁じられることになるかもしれません。

岸田政権の時に総務省から出た話なので、野党の力が強まったいま、その方針は変わる可能性もあります。

しかしもしも10月からポイント廃止となるなら、来年は9月までに納税作業を行う必要がありそうです。

ポイント付与が終わる直前には、とくに争奪戦が激しくなるでしょうから、その時期こそ狙い目ですね。

新車に住むアシスタントたち

家人の新しい車が納車となりました。今回も赤い車です。赤い車は4台(代)目です。

ディーラーで1時間以上を費やして説明を受けたのは、その運転操作よりも、ソフトウェアの使い方でした。

最近の車は皆そうでしょうけど、移動手段として車の機能以外の機能が豊富すぎるんですね。

ひととおりの説明を終えて最後に、ジョブズの「One more thing」みたく、「Apple CarPlay」もあると。

家人はもう、お腹いっぱいになったようで、CarPlayの説明は割愛となりました。

カーナビも音楽も何もかも、あらゆるマルチメディアが、純正の車載機能とCarPlayでダブっています。

それどころか、せっかく外付けしたドライブレコーダーも、車載カメラを利用した純正ドラレコとダブります。

バッグにキーを入れていれば車に近づいただけで解錠されるのに、iPhoneでも解錠できる機能は必要なのか。

いやもちろん、家にキーを忘れたけどiPhoneは持って来た、というシチュエーションで役に立ちますけどね。

「Hey Siri」で「Siriさん」が起動しますが、それとは別に、車独自のアシスタントが別の言葉で起動します。

その人には自由に命名できるので、今日のところは暫定的に、「花ちゃん」と名付けました。

なのでいま家人の車には、花ちゃんとSiriさんが同居しています。

もしもその車載アシスタントにも「Hey Siri」と名づけたら、いったいどういう事態が巻き起こるのでしょう。

Siri同士で喧嘩するのか、互いに会話を始めるのか、しかも無限に会話の応酬が続くのか、興味は尽きません。

四輪操舵で快適、またはウネウネ

自動車が、どのぐらい「小回り」が利くかを表す数値として、「最小回転半径」が使われます。

これは車の長さ(厳密に言えば前輪と後輪の距離「ホイールベース」)や幅(前輪間の距離)に依存します。

つまり、長くて幅の広い車ほど大回りになるわけで、感覚的には当たり前のことです。

ホイールベースが長い車は直進安定性に優れ、また居室が長くデザインできるので居住性が良くなります。

そのかわり、ホイールベースが長いほど、最小回転半径も大きくなるので小回りが利きません。

この問題を軽減する方法として、「四輪操舵((4WS)」という仕組みが、一部の車に採用されてます。

たとえば右にハンドルを切ると、前輪が右に向くのと同時に、後輪が反対(逆位相)の左に曲がるわけです。

これによって、イメージとしては、車がクルンっと回るように曲がります。

さらに4WSシステムでは、一定速度以上の高速になると、後輪が前輪と同じ方向(同位相)に曲がります。

それによって、高速道路などでの車線変更が俊敏になるわけです。これもなかなか快適な仕組みです。

前に乗ってた車が4WS装備車で、思いのほか小回りが利いたので、いまの車も4WSオプションを付けました。

これによって、全長5メートルの車の最小回転半径が5.2メートルという、驚きの数値になっています。

え〜っと、全長4.6メートルの新型プリウスの最小回転半径が5.4メートルと言えば、おわかりいただけますか。

あるいは、全長5メートルのアルファードの最小回転半径は5.9メートルですよ。普通はそんなものなのです。

4WSのおかげで、狭い交差点や駐車場では、たしかに威力を発揮します。すごく小さく曲がれます。

ただし、バックが苦手です。たとえば車庫入れでは、ハンドルが切れすぎて思うようにバックできません。

何度も何度もハンドルを調整しながら、お尻をウネウネさせながらバックするので、まるで初心者の運転です。

買って2年近くたつというのに、いまだにわが家のガレージに、まっすぐ入庫できたためしがありません。

プレフィルドシリンジの欠点はフランジの形状

コロナワクチンは、皆様ご存じだとは思いますが、現在絶賛接種中です。え、知らなかった?

とは言え、接種希望者が少ないですね。当院ではかかりつけの方限定なので、毎日1人か2人か多くて5,6人。

全員が65歳以上の方。つまり高齢者の定期接種だけです。任意接種希望者には、まだ出会っていません。

当院で使っているワクチンは、現在のところ「ファイザー(コミナティ)」だけです。

他社のワクチンも準備はしていますが、ファイザーだと聞いてホッとされる方が多く、なのでファイザーです。

とくにファイザーは「プレフィルドシリンジ製剤」なので使いやすく、私の場合コロナは事実上これ一択です。

希釈不要のワクチン液がシリンジに封入されていて、先端のキャップを外してそこへ針を装着して使います。

1本が1人分。必要数だけを保冷庫から出して室温に戻せば、すぐ注射できます。昨年までとは手間が大違い。

ただしそのシリンジは、示指と中指で引っかけるツバ(フランジ)の部分が小さくて、注入しにくいのが難点。

シリンジ製剤では、フランジはシリンジの胴体(バレル)と一体成型なので、大きくは作りにくいのだとか。

こういう時、そのフランジに「フィンガークリップ」を装着すると、指が掛けやすくなり注入が楽になります。

実は、子ども用の「ヒブワクチン(アクトヒブ)」のシリンジでも、かつて同じような苦労がありました。

でもいまは、後付けする専用のフィンガークリップあるので、楽に注射できるようになりました。

そこで、そのクリップを余分に入手して、いまはコロナワクチン用にも流用しています。これが快適です。

そういえば、「肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)」は、シリンジに最初からクリップが装着されています。

接種者の苦労がよくわかってますね。クリップの色はパッケージと同じうぐいす色(?)。シャレてます。

でもその製造元はファイザーなのです。肺炎球菌ワクチンで可能なら、コロナワクチンにもつけりゃいいのに。

マイナカードは持ち歩いても大丈夫(今さらですが)

現行の健康保険証の新規発行は来月2日で終了し、以後の保険証は原則、マイナ保険証だけになります。

もちろんしばらくは、窓口は従来保険証メインの状況でしょうけど、やがてマイナになっていくんでしょうね。

マイナ保険証への移行を促すために、医療機関には厚労省からいろんな郵便物が届きます。

最近届いたのは、ポスターや説明リーフレットなどです。その内容は、

「患者の皆さま、マイナンバーカードで受付してください」(施設入口用の大きなポスター)

「マイナンバーカードで受付」(カードリーダーのそばに貼るポップ)

「マイナンバーカードを次回からご利用ください」(今回は利用しなかった人向け)

「マイナンバーカードは持ち歩いても大丈夫」

マイナ保険証の利用が進まない理由の1つが、もしかすると最後のポスターに表れているかもしれません。

ほんの数年前までは、マイナンバーカードは他人に見せてはならないと、国民はさんざん脅かされました。

事業所には厳格な管理が求められ、従業員の個人番号が記載された書類は、原則として保管できませんでした。

個人番号の記入が必要な書類は、本人に記入してもらってすぐ封筒に入れるぐらいの配慮が必要でした。

マイナカードは個人情報の塊なので持ち歩くなどもってのほかと、自宅で大切に保管するものだったのです。

それが手のひらを返したように、持ち歩いても大丈夫、持ち歩かないと医者にもかかれませんよ、となった。

最初っから、大事なのはICの情報であって、番号は見られてもへっちゃらですよと言っとけば良かったのに。

その初期の無意味な脅しがトラウマとなり、普及低迷の一因になったんじゃないかと思います。

同窓会名簿が届く

母校、山口県立山口高等学校の同窓会名簿「令和6年版 山髙同窓会名簿」が届きました。

当たり前の事とはいえ、この手の名簿は、受け取るたびにどんどん分厚くなりますね。

表紙の題字は、岸信介によるものです。岸信介と佐藤栄作の兄弟は、私の同窓なのです。

とりあえず、自分が掲載されているところを見ますね。誤字脱字がないかを確認。

それから、同級生の住所と勤務先などを一通り見ます。熊本県在住は私一人ですか。

私は理数科第85期(昭和54年卒業)ですが、同級生は全部で35人の小さなクラスでした。

クラスメイトのうち、4人が鬼籍に入っています。合掌。

住所掲載を希望しないためか、名前だけが掲載されている同級生もいます。

さらにそれとは別に13人が、住所不明者として、末尾に名前だけが羅列されています。

実はその住所不明者のうち2人は、毎年年賀状のやり取りをしている友人です。

また、ネットで調べたらすぐに勤務先がわかるような人物も、住所不明者の中に含まれています。

ですが、名簿作成を委託された業者が彼らの住所を特定できなかった以上、住所不明者扱いなのです。

だいぶ前にその業者から、住所不明者の消息を問い合わせる封書が届きました。

しかし私はそれを教えませんでした。何か事情があるのかもしれないし、余計なお世話ですからね。

同窓会名簿なんてものは、だんだんと無用の長物になっていくんでしょうね。