パワハラなどの疑惑で失職した斎藤元彦・前兵庫県知事が、返り咲きとなりました。
この件では、ひどい知事だと思う以上の興味も無く、選挙では県民が引導を渡すのだろうと思っていました。
県議会議員の全会一致で不信任を議決、多くの市長たちも対立候補を支持しているし、もう一巻の終わりだと。
ところが、肝心の「民意」は、斎藤氏を選んだんですね。最初は、驚き以外の何物でもありませんでした。
メディアは「SNSの勝利」だといいます。ただしそれは、伝え方が上手かったというだけの話ではありません。
「既得権益層 vs 改革者斎藤」の構図が明確となり、県民の認識を変え、投票行動にまで至らせたわけです。
私は俄然、興味が湧きました。これまで大手メディアが報じてきた事が、間違っていたのではあるまいかと。
テレビは斎藤氏を、「功績もあるかもしれないが、疑惑が問題」との順で報じ、疑惑ばかりを掘り下げました。
「疑惑があるが功績も大きい」という言い方をせず、改革者としての斎藤氏を評価しませんでした。
それは、権力者の疑惑報道は国民ウケするという浅はかな考えであり、メディアにありがちな残念な態度です。
玉石混淆のネット情報ではありますが、少し検索してみたら、ウソかホントか怪しげな話が山ほど出てきます。
確かめようもないので鵜呑みにはしませんが、兵庫県には何か闇がありそうな気がします(個人の妄想です)。
なにしろ5期20年の長期に渡り君臨した元知事の、その後継者を破って前回、斎藤氏が当選したわけですから。
そりゃ旧勢力が復権を狙って、斎藤氏の疑惑をでっちあげるなど常套手段でしょう(妄想が続いてます)。
しかし見事に再び当選した斎藤氏。映画ならこの後、敵対勢力の粛正が始まることになります(妄想炸裂中)。