「テキーラ」とは似て非なる「メスカル」

義理の甥(家人の弟の長男)の結婚式があり、私は参列できませんでしたが、色々とお土産をいただきました。

引き出物に限らず、冠婚葬祭全般や盆暮れの挨拶でも、最近は「カタログギフト」が多くなりましたね。

今回はその最新バージョンとも言える、「カタログギフトカード」でした。

それ以外のお土産というのが、メキシコ土産なんですね。義弟はいま、メキシコに駐在中なのです。

ちなみに義弟は「ぎてい」と読みますが、義甥は「ぎせい」、義姪は「ぎてつ」と読むんですね。へんなの。

そのメキシコ土産の中に、「メスカル」の小瓶が入っていました。メスカル?どこかで聞いたような?

調べてみると、メスカルとは「アガペ(リュウゼツラン)」を主原料とするメキシコ産の蒸留酒であると。

そして元々は、テキーラ地区で造られたメスカルがテキーラである、ということなんですね。

やがてテキーラとメスカルは製法と産地による呼称規制ができ、今では一方が他方の部分集合ではないのです。

そんなことも知らずに、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4737.html" target="_blank" title="9月にメキシコ">9月にメキシコ</a>でテキーラを少し飲んだつもりでしたが、それはメスカルだったかも。

今日もらったメスカルをストレートでちびちび飲んでみると、微妙なスモーキーさを感じました。

アガペをすり潰す前に蒸し焼きする時に、その煙たい香りが付くんですね。スコッチと少っち似ています。

メスカルは、テキーラのような工場生産ではなく、たいていは農家が手作業で作っています。

昔はその農家が「直売」をしていて、アルコール濃度が高い証として、客の前で瓶に芋虫を入れていたとか。

いまでもシンボリックな意味で、芋虫入りのメスカルがあるそうですが、それはちょっと遠慮願いたいですね。

幸い、いま飲んでいるメスカルの瓶には、入って・・・いませんね。