クレカはスイカを駆逐する?

熊本市電などの改札で、Suicaなどの全国交通系ICカードが使えなくなります。

機器の更新費用が高額であることがその理由だとしても、同時に、グローバル化に向かう一面もあります。

Suicaもクレカ(タッチ)も同じようなICカードを使った仕組みですが、前者は日本独自のシステムです。

ガラパゴス携帯がスマホに駆逐されたたように、将来は、Suicaもいつか消え去るのかもしれません。

日本全体では当分の間、Suica主体+クレカ併用の過渡期が続くでしょう。なので熊本の英断は稀有な例です。

関西の私鉄でも先月から、クレカによるタッチ決済の改札機が導入されましたが、あくまで交通系と併用。

従来の交通系ICカードのセンサーはそのままに、手前側にクレカ用のセンサーが追加増設された形です。

交通系センサーには「IC」の2文字が大きく書かれ、クレカセンサーには「タッチ決済」と書かれています。

オカシな話ですね。交通系カードもクレカも、どちらもICカードだし、どちらもタッチして使うのに。

交通系センサーの「IC」という文字が目立つ位置にあるので、外国人がそこへクレカをタッチしそうです。

外国人が迷わないようにするためには、とりあえず、交通系の方の「IC」の文字をなんとかしなきゃ。

まだ過渡期だからだとしても、現状のままでは、日本の改札は外国人旅行者には難易度高いですよ。

たとえば<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4368.html" target="_blank" title="シンガポールの公共交通機関MRT">シンガポールの公共交通機関MRT</a>は、外国人の私が初回から難なくクレカで乗車できました。

Suicaの処理の速さは日本の都心では必須と言われますけど、あの速さで改札を通過しなきゃだめなんですか。

旅行者や慣れない人がヘマをやらかして渋滞するリスクを減らす方が、合理的じゃないですかね。