<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4650.html" target="_blank" title="「マイナ保険証利用促進のための利用勧奨の取組に係る助成金 (一時金) 」">「マイナ保険証利用促進のための利用勧奨の取組に係る助成金 (一時金) 」</a>の交付決定通知書が届きました。
医者が消極的だからマイナ保険証が普及しないのだという屁理屈で、国が医療機関をたきつける助成金です。
厚労省が本気でそう考えているのではなく、国民にそのように見せるための、いわば責任隠しの施策です。
なのでこの助成金に飛びつけば国の策にハマることになるのですが、もらえるモノはもらうしかありません。
小金をやれば医者も頑張るだろうという、ひとを見下したような助成金を、5万円ほどいただきました。
前にも書いたように、マイナ保険証利用数が昨年よりどのぐらい増えたかによって、一時金の額が決まります。
あくまで増加数が重要であって、利用率の絶対値は二の次です。診療所の場合、一時金の額は最大で20万円。
増加数が少なければ、段階的に10万円や7万円などに減らされ、増えていなければ0円です。
昨年10月を基準に今年の増加数を算出するので、昨年10月の利用率が高かった当院は当初から不利でした。
その計算の仕組みがわかっていたなら、昨年はあんなに頑張らず、低い利用率を維持していたでしょうに。
せめて10万円か7万円もらえると思っていましたが、蓋を開ければ最低ラインの5万円。痛恨の戦略ミスです。
まさに「10万円、7万円、5万円、運命の分かれ道」(夢路いとし)。