近隣の小学校で、昨日からインフルエンザとマイコプラズマで学級閉鎖のクラスがあるとの報告を受けました。
当院の今日の発熱外来でも、インフルエンザの陽性者が出ました。マイコプラズマも出ました。
近年季節感を失っている季節性インフルエンザですが、そろそろ流行が始まろうとしてるのでしょうか。
当院は明日も明後日も発熱外来を行いますが、この勢いでは検査キットが足りなくなるかもしれません。
コロナは数十回分を常備しているものの、インフルエンザとマイコプラズマはそこまでの在庫がありません。
慌てて業者に電話すると(担当者の携帯に電話すると)、キットを持って来てくれました。ありがたい。
そんな中で今日は、0歳児から88歳の高齢者まで、55人の方にインフルエンザワクチンの接種を行いました。
すでに今期2回目の接種のお子さんもいます。1回目を9月に接種した、今期一番乗りの方たちです。
インフルエンザワクチンは例年、いつごろ接種するのが良いのかという質問を受けます。
早すぎると流行前に効果が切れてしまうし、遅すぎると流行に間に合わない、というジレンマがあるのです。
ポイントとなるのは、いつごろ流行するのか、という予測。それが分かれば苦労はしませんけどね。
2回接種を行う子どもの場合、いつ流行しても間に合うように、1回目は早めの接種をお勧めしています。
そのかわり2回目は、流行の兆候を見極めながら、接種時期を流動的かつ迅速に決めなければなりません。
1回目との間隔が4週間以上あいても、6週間あいてもかまいません。時機を逃さないことが肝要です。