羽田空港に「滑走路状態表示灯」を設置する工事が始まったようです。今後、主要空港へ導入されるとのこと。
道路で言うなら「信号機」、列車なら「ATS」。そんな大事なモノが、なぜ滑走路には無かったのでしょう。
機長と管制官が長年口頭のやりとりでこなしてきたので、いまさら機械に頼ろうという発想がなかったのか。
しかし、すべてを口頭指示で行えば、聞き間違いや勘違いが事故につながり得ます。現に<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4477.html" target="_blank" title="事故">事故</a>は起きました。
滑走路状態表示灯(Runway Status Light System)略して「RWSL」。ちょっと「ESWL」に似てますかね。
管制官の指示とは独立して、自動で、滑走路進入防止灯や離陸待機灯などを点灯させるシステムだといいます。
なるほど。管制官の人的操作に頼らないんですね。これを管制官が点灯させてたんじゃ本末転倒ですから。
システムエラーの心配はありますが、従来通りの管制指示もあるわけで、ダブルチェックになるわけですね。
このRWSLはしかし、航空先進国である米国ですら、まだダラス空港で試行評価段階といいます。
誤動作の問題もあるし、国際標準じゃないので全世界の航空機が従うためにはハードルが高いのですかね。
とは言え、目の前に赤ランプが点灯してたら注意喚起にはなるはず。安全のためなら何でもやりましょうよ。