「フルミスト」導入検討中だけど、発売はどうなる?

「フルミスト」とは、鼻からシュッと噴霧するタイプの、インフルエンザの生ワクチンの商品名です。

海外では20年以上前から使われていますが、日本では去年まで一部医療機関で未承認品が使われてきました。

ようやく国産のフルミストが承認されたので、2歳から18歳までを対象に、正規使用できることになりました。

「インフルエンザ」+「ミスト」からの命名であることは想像の通り。

鼻孔に噴霧するとウイルスが鼻咽頭部で増殖し、インフルに自然感染したのと同様の免疫反応が誘導されます。

不活化ワクチンでは血液中に免疫が誘導されるのに対して、フルミストは粘膜上に自然な免疫が成立します。

ワクチンの有効性は高く、不活化より持続性が優れると考えられています。しかも注射じゃないので痛くない。

ただし良いことばかりではありません。

鼻風邪のような症状の副反応があり、また厳密には、周囲の人にインフルエンザをうつすリスクもあります

鼻水・鼻づまりのある方は効果が減弱します。大泣きして鼻水ダラダラのお子さんへの接種はどうするのか。

そんなわけで今年は、接種対象をどのように設定しようかと考え中です。値段もかなり高いワクチンだし。

と思っていたら今日の午後、発売日延期の情報が入りました。「出荷に必要な手続きに時間を要した」のだと。

当初は9月26日発売の予定でしたが、しばらく延期されそうなので10月1日からの接種開始は絶望的です。

これほど出鼻をくじく話もないですね。私はもともと慎重に様子を見ていたので、まあこのまま様子見です。

メキシコグルメツアー

¿コモエスタ?(元気?)

メキシコから、今夜帰熊しました。きわめて弾丸な旅でした。私の1人旅はいつもこうです。

名所をゆっくり見て回る暇はありません(いつか家人とまた来ます)。今回はひたすら、歩きと飲食でした。

旅行会社の市内観光ツアーは、日本からの発着便とは時間帯が合わないので、今回は利用を見送りました。

タクシー観光はどうかと空港のカウンターで尋ねたら、ドライバーがスペイン語しか話せないとのことで断念。

ちなみに空港の外で流しているタクシーは、金品を奪われたり拉致される危険すらあるそうなので、論外です。

ホテルに宿泊していないので、飲食したのは (1)空港内の飲食店、(2)空港ラウンジ、(3)機内食、の3カ所です。

このうちメキシコ料理を堪能できたのは(1)ですが、(2)(3)も私の性格ではどうしても食べちゃいます。

結局、後悔するほど食べ過ぎてしまい、今日の体重は旅行前よりも2.5kg増えていました。

こうなることを見越して、旅行の2,3日前から断酒したり粗食にしたりするのですが、焼け石に水です。

ところで、メキシコへの入国はとてもすんなりだったのに、楽勝と思っていた出国でひと悶着ありました。

米国と同じで、メキシコは出国審査はなく保安検査だけですが、その保安検査が米国並みに厳しい。

カバンの中のパソコンを出せ、スマホもバッテリーもAirPodsも出せ、ポケットの中身も全部出せというね。

ボディスキャナーを通ろうとした時、私がジーパンのポケットに入れていたハンカチが問題となりました。

そのハンカチを出してトレイに乗せ、もう一回保安検査の列に並び直せと、20人ぐらい後ろに戻されました。

もうハンカチは捨てても良いから通してほしかったのですが、下手に逆らったら面倒そうので並び直しました。

メキシコ空港内の案内掲示はすべてスペイン語。英語併記もあるけど無いのもある。これが分かりにくいです。

出口は「Salida」、ゲートは「Puerta」。英語と似てなくて推測できません。重要単語は覚えておく必要あり。

空港はかなり広いのに動く歩道の場所が限られ、しかもしばしば故障しています。今回、すごく歩きましたね。

旅行は体力勝負。胃腸力も。ちなみに「¿コモエスタ?」への返事は「ビエン(元気)」だそうです。鼻炎?

涼しくて早く酔える国

¡Hola!(オラ〜)。皆さん、こんにちは〜。メキシコからお届けしていま〜す。

いや〜もうね、アジアとはだいぶ人種が違いますね〜。メキシカンな人たちがウヨウヨいますよ(当たり前)。

すぐ現地に溶け込めるように、じつは私は日本から「キューバシャツ」を着て来たので違和感ありませ〜ん。

ていうか逆に、色柄が派手すぎて、メキシコでも浮いてま〜す。グラシア〜ス!

今日のメキシコシティーの気温は、最高25度、最低16度で、ほぼ毎日同じ。熊本よりも10度涼しいのです。

さて、私には今回が初メキシコなので、まずは基本情報の覚え書きをしておきます。

日本からの直行便は、ANAが成田から毎日1往復飛んでます。JALは飛んでませ〜ん。飛行時間は約13時間。

ANAの最長路線なのですが、現時点ではロシア上空を迂回する欧州線の方がもっと長距離で長時間です。

入国審査で必要なのはパスポートだけ。入国カードは2年前に廃止されています。

係官はほとんど女性。スペイン語か英語かわからない言語で何か尋ねてきます。誠意が伝われば通過できます。

メキシコシティーの標高は2,240m。富士山の五合目と同じで気圧は780ヘクトパスカル。なんか空気が薄い。

この空港からは、南米各地へ向かう便が出ています。可能なら、いつかマチュピチュに行きたいですね。

ここからペルーのリマを経由してクスコまで飛び、そこからがまた長いらしい。だいぶ体力が必要。厳しそう。

さて今日は、空気の薄い中を1万2千歩以上歩いて、飲んだり食べたりしました。

トルティーヤを使ったタコスやウエボス・ランチェロス。あと日本名がわからない物。全部辛いか酸っぱいか。

テキーラとマルガリータと、もちろんコロナビールも外せません。空気が薄いので早く酔いま〜す。

というわけで、時差と酩酊の関係で、今日は早々と投稿しています。ではまた明日。アディオス!

「高齢者」まであと1年

本日、64歳の誕生日を迎えました。「高齢者」は目前です。お世話になっている皆様には、感謝申し上げます。

というわけで今朝から、「バースデーフライト」が始まっています。私の場合、そういうことになります。

昨日も書いたように、ちょっと休診して、少々遠くまで行ってきます。さて、行き先はどこでしょう。

熊本–羽田便の機内では、CAさんからカードとお菓子をもらいました。うれしかったです(小学生か)。

羽田からリムジンバスに乗って、さきほど成田空港に到着したところです。

過去にイヤな思い出があるので、羽田–成田間の陸上移動は嫌いなのですが、今回は時間の関係でやむなし。

成田のチェックインカウンターでは、誕生祝いの記念品(カード入れ)をいただきました。感激です。

さらにラウンジで、いつもの調子で暴飲暴食してると、ケーキとチョコが出てきました。これもサプライズ。

どうやら、私が誕生日であるという個人情報が、機内はもとより空港のあちこちに周知されているようです。

成田のラウンジは、羽田の2タミ国際線のような新鮮味はないですが、やはり「平屋」なので使い易いですね。

シャワー室のドライヤーは、成田がダイソンで羽田はパナソニック。その点だけでも成田の方が快適です。

昼過ぎの時間帯はガラガラで、ラウンジはほぼ貸し切り状態でした。何を注文してもすぐできてしまいます。

あとで機内食を食べることが分かっているのに、どうしてもラウンジで食べ過ぎてしまうのは私の旅のお約束。

エタノールが浸透しつつある脳細胞を酷使して、なんとかここまで書きました。ではまた明日。アディオス!

「3連休」にはさまれた「4連休」

「ハッピーマンデー」という良からぬ制度によって、巷は猛暑の「3連休」でしたが、当院は「3連診」でした。

この「世間は3連休・当院は3連診」となるパターンが、今月は2週連続です。9月には、よくこうなります。

「シルバーウィーク」って、9月の連休がつながって5連休になった時だけでしたっけ。今年は違うんですかね?

総務省を問い詰めたら「それはウィークポイントを突かれちゃいましたね」と答えたとか答えなかったとか。

という訳で申し訳ありませんが、2つの3連休に挟まれた明日からの4日間、当院は4連休させていただきます。

ご存じの通り、当院は火曜・金曜以外の祝日は診療するので、年末年始とお盆以外に私には連休がありません。

以前はそれで問題無かったのですが、最近の私はリフレッシュのための連休が必要な体になってしまいました。

時々臨時休診しているのはそういう理由です。祝日診療した日数の分だけ臨時休診するように配慮しています。

なるべく土日祝日診療を続けるため平日を中心に休むので、今回のように火〜金の4連休となったりします。

もしかすると来月も、臨時休診するかもしれません。どうか、ご容赦いただきますようお願いいたします。

とくに今月9月は私の誕生月なので、誕生日を含む連休の間に旅行でもしようかと計画しております。

その詳細は、どっちみち当ブログにて白状することになるでしょう。黙ってはいられないタチなので。

でわでわ、明日の準備がありますので、今夜はこのあたりで失礼致します。

猛暑続きなのにインフルエンザワクチンの話

連休の真っただ中、しかも猛暑日なのに、当院は今日も診療しております(しておりました)。明日もです。

熊本は37度でした。どうなってるんですか、この暑さは。バカじゃないの地球、いや悪いのは地球人か?

駐車場に出ると、太陽光に炙られ、熱風で芯まで焼けてきます。まるでグリルの中に入った気分です(想像)。

途中で一瞬、霧吹きのような雨が降りましたが、焼け石に水というか、蒸し焼き状態になっただけです。

で、そんな猛暑日に切り出しにくいのですが、そろそろ考えておくべきインフルエンザワクチンの話。

今年はすでに、先週からワクチンを入荷可能な供給状況ですが、保冷庫の関係でまだ受け取っていません。

こんなに早くインフルワクチンが流通するのは、かなり珍しい。当院が開業してから最も早いと思います。

なので需要があれば、今週からでも接種は可能なのですが、さすがに早すぎて希望者が少ないでしょうね。

コロナ禍以来、季節性インフルエンザの季節感が失われてしまい、ワクチンの接種適齢期がよくわかりません。

接種が早すぎることを敬遠する方も多いでしょうから、今月どころか来月の接種需要さえどうなることやら。

でも中には早めの接種を希望する方もいるでしょう。予約枠だけでも早めに設定した方が良いかもしれません。

ここで当ブログの読者のために、こそっと内部情報。ネット予約の受付は9/22から始めるかも。知らんけど。

名刺入れがクレカ入れ(便利)

財布というものを、私は最近あまり使わなくなってしまいました。

紙幣はなるべく折らずに長財布に入れておきたいのですが、その紙幣を使うこと自体が減っているのです。

旅行時には<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4724.html" target="_blank" title="スマホストラップ">スマホストラップ</a>を使うようになったので、紙幣も何枚かは、その中のポケットに入れています。

言うなれば首掛け財布です。海外旅行時にはパスポートや搭乗券や現地通貨(紙幣)も入れます。

スマホで何でも決済できれば良いのですが、まだいまはクレジットカードが必要なことがありますね。

最近私はクレカを名刺入れに入れて、出かけるときはそれをズボンの前ポケットに入れています。

これが旅行の時などにはとても便利なのです。ちょっとしたレシートとか釣り銭を入れることもできます。

最近では、運転免許証やマイナカード、それに(いまのところは)保険証も、その名刺入れに入れています。

保険証や、やがて運転免許証もマイナカードに一体化すれば、名刺入れに入れるカードが減るので助かります。

そのマイナカードもいつの日かスマホに搭載されれば、カード類の携帯が必要なくなる日が来るのでしょう。

では、スマホで代用できないのはパスポートだけになるのか、と思ってたら、それすらも不要になりそうです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4610.html" target="_blank" title="シンガポール空港">シンガポール空港</a>では先月から、パスポート提示無しの出入国が試験運用されているからです。

この空港を私はこれまでに3回訪れましたが、行くたびに入国手続きが先進的で簡素になっています。

現時点ではシンガポール国民だけに適用されますが、入国は顔と虹彩の生体認証だけでパスポートフリーです。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4613.html" target="_blank" title="Visit Japan Web">Visit Japan Web</a>」で、日本人の日本入国が顔パスになれば嬉しいですが、まだそこまで進んではいません。

日本のIT化って、いろんな場面で外国に比べて遅れてますよね。日本人の気質が原因なんですかね。

久しぶりの日本料理店(食レポ)

「羅生門」という、水前寺公園のそばにある日本料理店に、久しぶりに家人と行きました。

雰囲気が良いし、料理が美味しかった。では、食べた順に寸評してみます。(読んでも面白くないです)

「嶺岡豆腐」 葛と牛乳で作った豆腐。その発祥には八代将軍吉宗が関与しているとか。知らなんだ。

「南京カステラ」 南京とはカボチャのこと。そういえば、もともとカステラはカボチャ色ですね。

「水雲酢」「鰹の酒盗吟醸和え」「蛸柔らか煮」「サーモン昆布巻」  酒が進むので「酒盗」ですか。

「海老カダイフ」「穴子寿司」「銀杏」 どれも旨し。とくにカダイフが香ばしくて美味でした。

「辛子蓮根」「一文字ぐるぐる」 後者は、熊本に来て初めて食べたとき「なんやの?」と思った。

「縞鯵」「帆立」「羽魚」 カジキマグロが「ハイ(ウ)オ」ですか。熊本の正月には欠かせないらしい。

「菊鹿鱒真薯」「松茸」 どちらも美味。松茸の香りに触れたのは何年ぶりかなぁ。

「銀鱈西京焼き」 この「西京」とは京都のこと。では「西の京」と言われた山口は「西西京」?

「丸十シナモン煮」「ゴーヤの赤味噌煮」 島津氏の家紋にちなんで「丸十」でサツマイモ。ゴーヤ美味し。

「茗荷酢漬」「和牛時雨煮」 さまざまな風味が口の中を通り過ぎるから「時雨」だという語源説に一票。

「海老芝煮」「丸茄子琉璃煮」「翡翠冬瓜」「粟麩」「小松菜お浸し」 まあ定番なので。

「馬肉の溶岩焼き」「季節のお野菜」 その溶岩焼きの器具が洒落てました。肉は固かった(焼きすぎ?)。

「鰻の有馬煮」「赤出汁」「香の物」 やはり最後の白ご飯がとても美味しくて、ホッとしますね(日本人)。

「マロンアイス」「季節の果物盛り合わせ」「お茶」 アイスがグー。でも、コーヒーも欲しかったなり。

前に来たとき見かけた庭の水鳥が、今日は居ませんでした。店の人に聞いたら、江津湖に帰って寝てるらしい。

休日にワクチン接種を

「平日に都合が合わない方向けに、土日祝・夜間に子宮頸がんの予防接種を実施している医療機関」

熊本市のサイトの「小学6年生からの予防接種(女性のみ)」のページに、そのリストが掲載されています。

全部で85施設。このうち日曜に接種を行うとしているのは、当院を含めてわずかに2医療機関のみ。

さらに、祝日にも接種を行う医療機関として掲載されているのは、なんと当院だけでした。市内でウチだけ。

ただし当院も、火曜と金曜と年末年始は休診しますので、すべての祝日で接種を行うわけではありません。

それにしても、土日祝日にも接種出来ますと市が広報しているのに、実際に接種する医療機関の少ないこと。

逆にここまで期待されているからには、責任上、当院はできるだけ希望者全員の接種を請け負う覚悟です。

ところで、冒頭に紹介した医療機関リストですけど、市のサイトの中から見つけるのはなかなか苦労します。

予防接種に関して、通常の「健康・医療ルート」で探そうとすると、

 健康・福祉・子育て > 健康・医療 > 検診(健診)・予防接種 > こどもの予防接種の受け方トップ

と進み、さらに深く、

 > 定期予防接種(A類)一覧表 > ヒトパピローマウイルス感染症 > 小学6年生からの予防接種(女性のみ)

と進んで、やっとたどり着けます。

ところが、このページにすぐに到達できる「子育てルート」が別にあります。

 健康・福祉・子育て > 子育て > 子どもの健診・予防接種 > 小学6年生からの予防接種(女性のみ)

熊本市のサイトはどうも、予防接種の記事の分類や階層の設計が失敗していますね。

少なくとも今が旬のHPVワクチンについては、トップページ付近にリンクを張っても良いと思うのですが。

朝晩の腹筋運動開始

人間ドックで「腹囲」の異常を指摘されました。前回と比べて3cmも大きくなっていました。

体重は増えていないので、つまりこれは、体型だけが変化したということになります。これはマズい。

皮下脂肪や内臓脂肪が増え、そのかわり筋肉量が減り、体重の帳尻だけは合っているという由々しき事態です。

というわけで4日前からから腹筋運動を始めました。毎日寝る前と起床時に、ベッド上でやっています。

筋トレをするタイミングとしては不適切だとは思いますが、実はこれは毎日続けるための苦肉の策なのです。

運動を続けようとしても、疲れた、時間が無い、具合が悪い、旅行中などの理由で中断することがあります。

そんな言い訳が通用しないのが、寝る前と起床時のベッド上だと、あるとき気付いたのです。

病気やケガで入院していても、開腹手術後とかICUで昏睡中とかでもない限り、やらない理由にはなりません。

そして何事においても、ある程度続いたら途中で中断できなくなるのが私の性分。「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4637.html" target="_blank" title="中断恐怖症">中断恐怖症</a>」なのです。

当ブログもそうだし、毎晩ブロッコリーを1株食べる習慣もそう。ついズルズルと続けてしまいます。

そんなわけで、朝晩の腹筋運動が無事1カ月続いたら、この場でまたご報告することにしましょう。

で、もしも報告がなかったら、なんだそういうことかと、ご理解ください。