キャッチアップ接種、来月からでも間に合います

HPVワクチンの駆け込み接種が増えています。昨日と今日で14人のキャッチアップ接種をしました。

全3回の接種を標準的な間隔で行うと6カ月を要します。年度内に終了するには今月中の接種開始が必須です。

ただし「標準的」ではない、もっと短い接種間隔でもキャッチアップ接種として認められ、公費負担です。

その、規定上最短の接種間隔は、1〜2回目の間隔が1カ月、2〜3回目の間隔は3カ月です。

したがって、本当にギリギリ期限に間に合う接種開始期限は11月、ということになります。

それに間に合わなくても、年度内に2回目まで接種できればそれらは公費で、3回目だけが自費となるはずです。

朝は涼しくなりましたが、日中の日差しはまだ強く、今日の発熱外来で私はは少し日焼けしました。

一般外来と予防接種の間に、まだしばらくは発熱外来が食い込んできそうです。陽性者もまだ毎日出ています。

手足口病は途切れないし、溶連菌感染もくすぶっています。RSウイルス感染はむしろ増えつつあります。

そんな中で来月からは、コロナワクチンやインフルエンザワクチンの定期接種も始まります。

コロナには、それぞれ特徴のある5種類のワクチンがあり、インフルにはフルミストが参入します。

毎年、10月の臨床現場は混沌としてきます。手違いの無いよう、万全の準備をして臨まなければなりません。

でもとりあえず声を大にして言いたいのは、HPVワクチンのキャッチアップ接種はまだ間に合うということ。