HPVワクチンの「キャッチアップ接種」については、当ブログでもたびたび書いています。
「キャッチアップ(catch-up)」とは、遅れを取り戻すために追い上げることですね。
睡眠不足(睡眠負債)を解消するために日頃よりも長く寝ることを、「キャッチアップ睡眠」といいます。
例えば週末(休日)に朝寝坊することが、キャッチアップ睡眠に相当するかもしれません。
キャッチアップ睡眠が心臓血管疾患のリスクを低下させることが、最近の研究で明らかになりつつあります。
まあ、そうでしょう。寝不足が続いて心身のストレスが溜まれば、良いことは何もありません。
一方で、避けられない睡眠不足に備えて、あらかじめ長く寝ておくことを「寝だめ」といいますね。
「寝だめはできない」というのが定説ですが、私はそうは思いません。
日頃は睡眠不足の自覚がない人が、翌日の徹夜に備えるなら、前の晩に長く寝ておくことは効果的でしょう。
これは単にキャッチアップ睡眠なのかもしれませんが、本人の自覚としては寝だめです。
さて現実はどうかというと、少なくとも私の場合、睡眠負債がなかなか解消されない事情があります。
まず、次の日に朝寝坊ができると思うと、休前日には夜更かししてしまいます。早く寝りゃいいのに。
ところが覚醒する時刻は、仕事の日も休日も、目覚ましを切っていても、5時45なんです。体が覚えてる。
つまり、前夜に夜更かしした分、休日の方が睡眠時間がかえって短いという逆説的なことになるのです。
ただし休日は、覚醒しても起床せず、ベッドの上でClubhouse聞きながら、7時過ぎまでゴロゴロしています。
覚醒してもゴロゴロ、起床してもぼんやり過ごすので、気持ち的にはキャッチアップできている気はします。