「米不足」が起きています。
カレーとチャーハンと寿司と鰻の時以外は米を食べない私が言うのもアレですが、ゆゆしき問題ですね。
近年の猛暑や、インバウンド増加で米の消費が増えたことが原因だと言われていますが、それだけでしょうか。
「9月から新米が出回れば米不足は解消する」ので「政府備蓄米は放出しない」と農水省(相)は言います。
また「米の需給や価格に影響を与える恐れがある」から「備蓄米の放出は慎重に考えるべき」だそうです。
そもそも「米は不足していない」、「全体の需給バランスはとれている」というのが国のスタンスです。
「日本全体では足りており、流通のバランスが悪いだけだ」という国の主張は、ワクチンにも通じます。
インフルエンザワクチンが不足したことが、過去に何度かありました。ていうか、常に不足気味です。
製造は足りているが流通に偏りがある、医療機関などの過剰な在庫に問題があると、いつも国は言います。
あのね、ある程度の在庫(または納入の確約)がなければ、予約なんて取れないんですよ。
それなのに国は、ワクチンは予約分だけを発注しろと言います。そんなギリギリなこと怖くてできませんよ。
国の政策は、官僚が机上で考えた絵にかいた餅。現場に必要な「遊び」のことを考慮していないのです。