「新型コロナウイルス感染症予防接種実施登録について」というFAXが届いたので、早速登録を申請しました。
実際の運用(予約〜接種)は当院の裁量でしょうから、忘れないうちに登録だけはしておこうというわけです。
定期接種の対象は、65歳以上の方と、心・腎・呼吸器・免疫機能の障害を持つ60歳以上の方だけです。
実施機関は、10月1日〜来年3月31日、となっています。3月で終わるのは要注意ポイントかもしれません。
接種料金(窓口負担)は3,260円。前にも書いたように、当初予想よりもだいぶお安くなっています。
医療機関への接種委託額は未定。報酬は決めてないけど接種登録してね、ていう募集って、どうなの。
定期接種用のコロナワクチンは今回から、各医療機関が薬品卸に発注して買い取り、接種に用います。
しかしその納入価格が異常に高額なので、市の接種委託額次第では「やってらんねぇ」ということになります。
値段はともかく、コロナワクチン製剤そのものは、温度管理や接種操作がとても楽になりました。
希釈不要の1人用のシリンジ製剤(針を装着してそのまま使える)が出たので、準備作業がほとんど不要です。
被接種者の数だけを室温に戻して使うことができるので、かつてのように残薬を廃棄することがありません。
室温で12時間、キャップを外しても4時間は使用可能とのこと。大丈夫か?と思うほど温度管理が楽です。
いま、当院かかりつけの65歳以上の方の接種希望調査をしているところですが、考え中の方が多いですね。
前回、接種を途中でやめた方や、7回接種してもコロナに罹った方が、次は有料でも接種するとは思えません。
接種希望者数を正確に把握し、ワクチンは少なめに入荷して接種する。今回はそんな運用になりそうです。