猫も杓子も「DX」の時代。医療の分野にもDXが求められています。
「デラックス」じゃないですよ。「デジタルトランスフォーメーション」のことですね。
マイナ保険証により取得した情報を活用し、また電子処方箋等を導入し、質の高い医療の提供を目指します。
一定のDX体制を整えた医療機関には、初診料に「医療DX推進体制整備加算」を加えることができます。
その加算点数は1人あたり8点、つまり80円。チリツモです。これを財源に、医療機関はDXを進めるわけです。
ところがこのたび国保連合会かから、子どものDX加算は認めないと、当院のレセプトが差し戻されました。
これを「返戻(へんれい)」といい、たいていの場合は先方の言いなりになるしかありません。
がしかし、今回は引き下がれません。なにしろ該当するケースの全例が返戻対象だったのです。一大事です。
午前の診療が終わって昼休みに国保連合会に電話すると、あちらの昼休みが終わってから折り返すとのこと。
あのね、こっちは昼休みを返上して電話してるのに。そうか、そっちは仕事として返事するわけか。なるほど。
で、午後1時過ぎに電話がありました。どうやら国保のシステム設定にミスがあったとのこと。なにそれ。
それに、こちらが言うまでミスに気付かないってどうなの。国保こそDXが必要なんじゃないのですかね。