まあしかし、暑い。熱いと言ってもいい。熊本市の最高気温は38.8度だったとか。そんな中の発熱外来でした。
駐車場に行って焼け焦げ、院内に戻って涼む、また出て焦げる、また涼む。この繰り返しで汗まみれです。
このままでは私が発熱しそうで、そうかこれこそが発熱外来なのか。空を見上げると太陽がまぶしすぎます。
雨でも降ってくれればいいのにと天に念じれば、安倍晴明でもこうはいくまいと思うほどの、突然の豪雨。
コロナはいま、昨年の流行極期のような様相を呈しています。受診者は殺到し、陽性率も高い。
予約受付用の電話回線は2回線ありますが、朝いちばんからすぐにパンクして、なかなかつながりません。
ネット予約分と、やっと電話がつながった人の予約だけで、夕方までの予約枠がうまっていきます。
電話がつながらないので直接来院する方もいますが、よほど重症でない限り受診をお断りすることになります。
高熱・重症だけど辛抱強く予約順を待っている方が大勢いるのに、軽症の割り込みを許すわけにはいきません。
去年も一昨年も書いたように、当院の診療のキャパと受診希望者の数が、休日はかなり乖離しています。
それは、熊本の休日診療態勢が貧弱すぎるということです。コロナ禍を経ても、改善の兆しが見られません。
労務など経営上の苦労が多い割に利益が少ないので、休日診療を担う医療機関はなかなか増えません。
せめて、休日診療を標榜すると休日加算が取れないという非道なルールは、ぜひ撤廃してほしいものです。