自分のスマホで衛星通信(してみたい)

山や海で遭難したときにも、もしかするとiPhoneから助けを呼べるかもしれません。

本日公開された「iOS 17.6」によって、衛星経由の「緊急SOS」が利用できるようになったそうです。

登山中や海洋航行中はともかく、地震などの災害で基地局が被災した場合でも、緊急連絡が可能です。

普通、新しいiOSがリリースされたら、重大なバクがないかどうか、2,3日様子を見るのが私流でした。

なので通常であれば、「17.6.1」が出てくるまで待ったでしょう。

しかし今回はその「衛星通信」がどんなものか気になりすぎて、リリース初日にアップデートしちゃいました。

まず、万一の時のために、自分の位置情報を家人と共有できるように設定をしました。

これにより、設定した期限まで、私の居場所は家人に「筒抜け」の状態となります。悪いことはできません。

さて、衛星通信での位置情報の共有を試そうとしたら、次のように表示が出ました。

「ほかのネットワークを使用できるようなので、衛星経由で位置情報を送信することはできません」

どうやら、通常の通信環境下では衛星通信は使えない仕様のようです。

なので今後、旅行中に飛行機が無人島に不時着したような時には、衛星通信が威力を発揮してくれるはずです。

今回の機能は飛行機の中で検証できそうですが、残念ながら機内では通信機器の使用が禁止されています。

たとえ衛星通信が可能だとしても、乗務員と地上との通信に影響するおそれがあるからダメなのでしょう。

安定飛行時にこっそり試したい気持ちは、ぐっとこらえるしかありませんね。