セキュリティーソフトのアップデートが原因で、Windows PCにシステム障害が起きました。
世界各地の航空会社や銀行や小売業などに、大規模なトラブルが広がりました。
PCを守るはずのソフトウェアが、PCが動かなくなるバグを送り込むとは、シャレにもなりません。
多くの企業が、特定の企業にセキュリティ対策を依存してたんですね。その問題が改めて指摘されています。
そのため、システム保護のためのソフトには「多様性」が必要だという意見が目立ちます。
こう言っちゃナンですけど、そもそも、多くの企業が特定の企業(Microsoft)にOSを依存してませんか。
Appleユーザーからすると、世の中のシステムのWindows依存度が高すぎることが、大元の問題だと思います。
お役所の申請書ひとつとっても、Windows版Excel文書限定ということも多くて、とても苦労してるんですよ。
今回の一件で心配になったのは、マイナ保険証のシステムです。いつか大規模障害が起きるかもしれません。
従来保険証の廃止後だと、マイナ保険証で保険資格を確認できなければ「保険診療」ができません。
とくに当院が初めての患者さんだと、とても面倒なことになります。日祝診療してる当院は新患が多いのです。
航空会社のように「欠航(休診)」するわけにもいかないし、まさか自由診療(自費)にもできません。
結局、医療機関が応急的な事務処理をして診療し、何らかの形で保険請求することになるんでしょうね。
どっちにしても、面倒なことをするのは医療機関側なのです。