コロナはいま「第11波」の真っただ中。先日そのように書きましたが、世間ではあまり報じられていません。
過去の感染者数の推移のグラフを見ると、最初の第1波とか第2波はともかく、以降はくっきりと波が見えます。
コロナの流行はダラダラと感染者が出続けるのではなく、周期的に増減しているわけです。
感染者が急増してピークを作ったのちに急減し、明瞭な波を作り、その後しばらく感染者はあまり増えない。
感染者が増えたら感染対策を強めるけど、減ったら緩む、だから「波」ができる、と私は思っていました。
しかし少なくともこの1年は、感染対策は弱まる一方、人はどんどん移動し、ワクチンも打たなくなりました。
それなのに感染者数の推移にはいまも、明かな波ができています。なぜそんな、明瞭な波ができるのでしょう。
集団免疫の盛衰周期なのか、変異株の出現周期なのか、あるいは何か別のメカニズムがあるのかもしれません。
第11波は今月中にピークを迎えるでしょう。前回の第10波は2月、第9波は去年の7月、第8波は1月でした。
さらに第7波のピークは2年前の8〜9月、第6波は2〜3月、第5波は3年前の9月でした。
振り返ってみると、第1〜5波までは3カ月周期ですが、波が大きくなった第6波以降は約半年周期なんですね。
流行の波のメカニズムがよくわからないまま現在に至り、今また大きめの波に乗っているところです。
波がなぜ起きるのか。それがわかれば、次の波、つまり流行を抑える方法が見つかるような気がするのですが。