コロナ禍の夏も5年目

暑い日が続きますが、熱中症の方よりも多いのは、やはり今日も感染症による発熱者でした。

日曜に受診するのは、急病の方ばかりではありません。日曜にしか受診できない生活習慣病の方もいます。

そういった(生活習慣病の)方は得てして、絶食で血液検査を行う場合があり、午前中の受診が必要です。

なので、あらかじめ午前中の枠を確保しておく必要があり、その分、新規の予約枠が減ることになります。

このことは以前も何度か書きましたが、最近発熱者が増えているので、日曜はまた混雑し始めています。

ひと頃は、発熱すればコロナかインフルの2択でしたが、いまはむしろそれ以外の感染者の方がメインです。

最近とても多いのは溶連菌感染や胃腸炎、ときどきアデノウイルス感染や手足口病やヘルパンギーナもいます。

でも圧倒的に多いのは、名も無い風邪です。もしくは、未検査なので詳細不明の発熱者でしょう。

症状や状況からコロナの疑いがあっても、コロナの検査をしない方が増えました。私も強くは勧めません。

出勤は下熱後にしましょうかね、ぐらいのアドバイスをしますが、もしもコロナならそれでは早すぎます。

乳幼児のコロナ検査(遺伝子検出検査)はやめました。6歳未満では検査の診療報酬が出なくなったからです。

いまや「ウィズコロナ」かと思っていたら、国の方針はこの春から「ポストコロナ」に舵を切ったようです。

マスクとガウンとフェイスシールドとキャップと手袋を着けて診察をするのも、そろそろ卒業の時でしょうか。

今日も炎天下の駐車場を汗だくで行き来しながら、この格好での診療も防護具の在庫限りかと思いました。