Facebookには余計な広告や投稿が多くてウザいですが、ときどき面白い記事に出くわします。
今日は、小学2年生の算数の解答だという、次のようなものでした。
「駅まで30分かかります。8時50分に駅に着くには家を何時何分に出るとよいでしょう。理由も考えましょう」
という問いに対してその生徒は、正答である8時20分とは書かず、8時15分と答えたというものです。
その理由は、「8時20分だとギリギリであせると危ないから」だと。
こういう時にネットでは、「さすが、親の教育が行き届いている」などと盛り上がります。
たしかに、「8時50分の電車に乗るためには家を何時何分に出るとよいか」という設問なら、そうでしょう。
しかし実際の設問は「8時50分に駅に着くには」であり、ちょうどその時刻に着く時間が問われています。
ここでは、早く着いても遅く着いてもダメだと考えるべきです。電車とは関係ない計算問題なのです。
という具合に私はへそ曲がりなので、件の小学生の解答を賞賛するネット民には、必ずしも賛同しかねます。
とは言うものの、時間通りに着くことが大事なら、少し早めに来て目的地付近で待機しておくべきです。
たとえば銀行の方は必ず、約束の時刻と誤差10秒以内に現れます。どこかで時間を潰しているのでしょう。
約束の時刻を守るというのは、そういうことです。恐れ入ります。