天候不良などの理由で飛行機が行き先を変更する「ダイバート」は時々ありますが、今回は特別でしたね。
那覇空港上空の視界不良のため、ANA、JAL、JTAの3機が嘉手納基地に着陸するという前代未聞の異常事態。
航空旅行ファンは、その後の自分の予定に支障がない限り、そして安全である限り、レアな出来事を好みます。
着陸やり直し「ゴーアラウンド」とか、急な欠航でホテル代が出るとか、今回のようなダイバートがそうです。
もちろん、大幅な遅延が原因で仕事に穴をあけたとか、国際線の乗り継ぎに間に合わなかったとなれば一大事。
なので日頃から余裕をもって旅行計画を立てたいものですが、予想できないのがアクシデントですからね。
今年の正月、息子たち一家が羽田に帰る便が、例の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4477.html" target="_blank" title="羽田の事故のために熊本にUターン">羽田の事故のために熊本にUターン</a>したのもレアな出来事。
6年半前には、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2278.html" target="_blank" title="機内で私が心肺蘇生をしていた飛行機">機内で私が心肺蘇生をしていた飛行機</a>が、セントレアにダイバートしたのも貴重な体験でした。
ただし今回の嘉手納案件では、米軍との調整に時間がかかり、乗客は機内で最大8時間の待機を要したとか。
これはいくらなんでも疲れますね。航空ファンでもへこたれます。食事やトイレがどうだったのかも心配。
でももっと大変だったのは、そのブチ切れ気味の乗客らの世話をし続けたCAさんたちでしょう。
乗員には何の落ち度もないアクシデントなのに、心ない客からの罵詈雑言を浴びたかと思うと不憫です。
こういう時にこそ、航空旅行ファンとしては、冷静かつ紳士的に振る舞いたいものです(願望)。