クレカ裏の署名欄に署名してますか

クレジットカード会社から、有効期限が更新されたカードが届きました。

カードの裏には署名欄があります。署名の無いカードは使えないルールです。

家人はさっそく署名しようと、細書きのマジック(マッキー)を探し始めました。

署名欄の署名って、カードを利用する際の署名と筆跡を比較して、本人確認をするためのものですよね。

でも、私がカード利用時に殴り書きする字は署名欄の字とは全然違うのに、疑念を持たれたことがありません。

筆跡が少し違っても同じ文字が書いてあればOK、という程度の確認のように思えます(個人の憶測です)。

おまけに最近は、署名をすること自体がほぼなくなり、暗証番号を押すか、タッチで済むことも増えました。

利用時に署名が必要ないのであれば、比較のための署名欄も不要じゃないんですかね。

それに、カード裏の署名を店員が確認するということは、裏のセキュリティコードも見られるということです。

いまどきそれはリスキーでしょう。なのでカードを店員に手渡す必要があるような店舗は避けたいですね。

カードが紛失や盗難後に不正使用された場合、署名してないと補償が受けられないリスクがあるといいます。

まあその理屈は分かりますが、むしろ署名が必要な加盟店をなくすことのほうが大事でしょう。

すでに一部のクレカでは、署名欄がありません。そりゃ当然そうなるでしょうね。

「iPad Pro」のCMに感じる悲しみ

新型「iPad Pro」については2日前に書いたばかりですが、そのCMが叩かれまくってますね。

ピアノやギターやカメラが巨大なプレス機に押し潰され、プレス機を上げたらiPadだけが残っているという。

絵の具も潰されてほとばしるので、まるで生体から血液が噴き出すようにも見える、少々悪趣味なCMです。

それほどまでにiPad Proはすごいデバイスなんだよ、と言いたいのでしょうけど、やりすぎです。

人類の創造活動は、今後はiPadだけで実現可能だとでもいうような、傲慢な態度だと感じます。

なにより、多くのアーティストやクリエイターの活動に対して無礼であり、無神経すぎます。

1984年にAppleは、古いテクノロジーや企業(=IBM)をハンマーで打ち壊す、斬新なCMを放映しました。

そして、創造性を掲げて登場した画期的なパソコンこそが、Appleの初代「Macintosh」でした。

80年代から90年代を経て21世紀に入り、Appleは創造的なデバイスを世の中に提供し続けました。

しかし、いくらデバイスが進化したとしても、ピアノも絵の具も必要がなくなったわけではありません。

40年前のCMで破壊した機械とは真逆の人間的なものを、今回Appleはプレス機で破壊してしまいました。

AppleがこんなCMを作るとは悲しいことです。人に対するリスペクトを取り戻してくれることを願います。

昼休みにミスド

隣のサンピアンに「ミスド」があるので、たま〜に昼休みに、職員たちとドーナツを食べることがあります。

今日は、宇治ほうじ茶と宇治抹茶のドーナツを食べました。美味しかった。みんなも大いに喜んでくれました。

この善行によって、後に私が地獄に落ちた際には、天からポン・デ・リングの鎖が降りてくるかもしれません。

その鎖は私一人で独占しようとせず、他の多くの人々が一緒に登れるよう、心がけなければなりません。

リングが伸びてちぎれそうになるかもしれませんが、行いが正しい限り、切れることはないはずです。

ただし、途中で空腹に負けてリングをかじってしまうと、鎖が切れて一同は奈落の底に落ちてしまうでしょう。

ミスドのドーナツでは、私は「オールドファッション」が一番好きです。2番目は「チョコファッション」。

その系統でいうなら「サーターアンダギー」も好きです。でも「黒糖ドーナツ棒」はあまり食べません。

油で揚げたものは、健康に悪いとは分かっていても、なぜか食欲をそそりますよね。食感と香ばしさがいい。

ポークソテーも嫌いじゃないけど、やっぱり豚カツが好きです。もしかすると、衣が好きなんでしょうか。

学生時代によく行っていた定食屋の豚カツは、厚さ5ミリ程度の薄さで、中身の肉は2ミリほどの極薄でした。

でも、その分安いのがありがたいし、豚カツソースが染みこんだ衣が美味しくて、ご飯が進むメニューでした。

最新のM4チップ「iPad Pro」発売

「Apple一人負け」などという、今年1〜3月期の決算を受けての、イヤな記事がでてますね。

米国IT大手(GAFAM)の中で唯一、Appleだけが減収減益、他の4社は大幅な増収増益だったようです。

サービスとMacは好調なのですが、iPhoneの売れ行きが悪く、記事をよく見るとiPadの方がさらに悪い。

あ〜あ、と落ち込んでいたら、そのiPadの最新版「iPad Pro」(最新のM4チップ搭載)が発売されました。

さっそく注文、じゃなくて注目してみました(サイトを見てみました)。そのキャッチコピーを並べてみると、

「ありえない一枚」 まあ、Appleが言いそうなフレーズですね。どうにでも解釈できるわけですが。

「薄いにも、ほどがある」 ありゃ、アレをパクっちゃいましたね。私など、そっと頭頂部を触りましたけど。

「すべては前へ進めるために」 もしや、Apple自身を鼓舞してる?

私みたいに備品管理とか予約サイト用端末として使うなら、このiPad Proは完全にオーバースペックですね。

映画鑑賞ですらもったいない。やはり映像系のクリエイティブユースってことでしょうか。素人用ではないね。

本体が薄い分、カメラ部分の飛び出しが気になります。テーブルに裸で置いたらガタつきそう。

そうか、置いて使うんじゃないのか。専用のキーボード等とセットして、MacBookっぽく使うわけですか。

でも、周辺機器フル装備でiPadを使うぐらいなら、私は今後もMacBook(Pro)で行きますけど。

また検査不備のBoeing、大丈夫か?

Boeingの「787」機で品質検査に不備があり、米連邦航空局(FAA)が調査していると報じられました。

主翼と胴体の接合部で必要とされる検査を怠り、記録を改ざんしていたと。どこかでも聞いたような話です。

じゃあ、ヘタをしたら、飛行中に翼が「もげる」危険があるってことですか。勘弁してくださいよ。

787は、主翼を三菱重工業、胴体を川崎重工業、中央翼を富士重工業(SUBARU)が製造しているそうです。

「中央翼」というのは、翼状に張り出しているモノではなく、胴体の腹にへばりつくような形の構造物です。

その上に胴体が乗り、左右に主翼が結合するので、中央翼は飛行機の肝心要の中心的構造物といえます。

富士重工業は、1983年からずっと、Boeingの中央翼の製造を担っているのだとか。知りませんでした。

787の初号機(登録番号JA801A)は、2011年にANAが受領しました。ANAは世界最初の787ユーザーです。

これを「ローンチカスタマー」といい、開発段階からANAが関与できるのも大きなメリットでした。

その後787は、「787−8」「787−9」<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4563.html" target="_blank" title="「787−10」">「787−10」</a>の順に3機種が開発され、運航を行っています。

「8」と「9」は以前からチョイチョイ乗る機会がありますが、新しい「10」は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4576.html" target="_blank" title="先日初めて乗りました">先日初めて乗りました</a>。

「8」は386機、「9」は569機、「10」は67機、787は合計1,022機製造されたそうです。

今回の検査不備は、450機に影響する可能性があると報じられていますから、半分近く。大問題ですね。

初号機のJA801Aは3月にANAとしての運航を終え、4月からは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4529.html" target="_blank" title="「AirJapan」">「AirJapan」</a>の機材として飛び回っています。

運航機材がまだ2機しかないAirJapanの2機目の787です。今回の検査不備の影響がなければ良いのですが。

発熱原因が少し様変わりしました

最大で10連休だった方もいる「超大型連休」が終わりました。

この期間で当院が休診したのは、火曜と金曜だけだったことを、あらためてお伝えしておきます。

連休後半の発熱外来では、コロナ陽性6人、溶連菌感染7人と、いずれも連休前半よりも減りました。

いまいちばん多いのは胃腸炎です。感染性(ウイルス性)胃腸炎に加えて、食中毒も出ています。

外食した3人が揃って胃腸炎を発症したケースもありましたが、いまのところ報道などされてないようです。

胃腸炎のウイルスには、アルコール消毒がほとんど効きません。

コロナ禍でアルコール消毒のクセがついたためか、いまむしろ胃腸炎が家族内で広がりやすい印象があります。

そのほかに目立ってきたのは、従来「夏の感染症」と言われてきた、ヘルパンギーナと手足口病です。

ノドが痛むためか固形物を摂りたがらない、ヨダレが多い、などのお子さんのノドを観ると発疹があります。

特効薬も何もないのですが、抗生剤投与が必要な溶連菌感染と区別するためには、ノドの観察は必須です。

子どものノドの診察や検体採取は、鼻咽頭を拭うのと同様に、患者さんからの飛沫を浴びるリスクがあります。

私はいまだに、ガウンとフェイスシールドとキャップを装着するという、物々しい姿で診察をしています。

最近かなり暑くなってきました。真夏の発熱外来はもう勘弁して欲しいのですが、まだ続くんですかね。

ドラマの醍醐味は、カタルシスか意外性か

NHKの「連続テレビ小説」(いわゆる「朝ドラ」)『虎に翼』、みなさま観てますか?

巷の評判が良いのでつい見てみたら、ハマってしまいました。毎週金曜日に、1週間分まとめて観ています。

実は私はもうだいぶ長い間、朝ドラなど観ていませんでした。

前回観たのは6年前の『半分、青い。』、その前に観たのは10年近く前の『マッサン』ですからね。

『虎に翼』は登場人物がみな「良い人」で、安心して見ていられますね。

それに、最初は主人公と衝突するような険悪な関係の人物でも、後に良い人だと分かるような展開が多い。

このように、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1280.html" target="_blank" title="「悪→善」の方向に変わった人物">「悪→善」の方向に変わった人物</a>は、とても好意的に評価されがちですよね。

そのよい例が、大河ドラマ『光る君へ』の藤原道兼でしょう。彼にはもうちょっと、活躍してほしかった。

逆に、「善→悪」の方向に変わる人物は、つまり裏切り者ということですから、評価は地に落ちます。

スパイ映画(死語?)では、主人公の上司が敵方に通じていたりします。でも結局は不幸な最期を遂げます。

朝ドラは人の成長を描くものなので、主人公を支える登場人物には「悪→善」の変貌が適しています。

とはいえちょっと、やり過ぎなぐらいにみんな良い人なので、安心を通り越して予定調和になりませんかね。

その分、大河の方には、これまで以上にもっとドロドロした、視聴者を裏切る意外な展開を期待します。

子どもの数が43年連続で減少中

総務省の推計で、15歳未満の子どもの数が43年連続で減少していると発表されました。

その子どもたちの内訳は、男子が718万人、女子が683万と、男子が約5%も多いようです。

男は女よりも、毎年約5%多く生まれてきているので、おおむねその比率のまま大人になるわけです。

ところが、最終的な平均寿命は、男性が81歳、女性が87歳と、女性が圧倒的に長生きします。

成人男性は女性よりも早く減って(死んで)いくので、あらかじめ多く生まれておくという摂理なのでしょう。

しかし、女性の寿命が伸びても出産可能年齢は限られているので、少子化を食い止めることはできません。

なので私には単純に、少子化対策=晩婚化対策だと思えてしまいます。

いまさらのように始まる「異次元の少子化対策」は、果たして目論見通りに出生率を上げるのでしょうか。

子を産める女性の人口が今後どんどん減るわけですから、いま少々の対策を講じても効果は先細りしそうです。

ともかく、「異次元」だと言うのなら、それこそあり得ないぐらいに大きな経済的支援をしたらどうですか。

子育てや両立支援も大事ですが、それ以前の、結婚や出産への支援の方が直接的で効果的かもしれません。

いや、そんなことをすると、結婚観や家族観の多様性を問題にする人が出るのでしょうか。

早く結婚して早く出産した人ばかりを優遇すると、そうでない人から見て不公平に映るのでしょうか。

でも、生まれた子どもたちは将来、受けた支援以上に社会貢献するはずです。決して不公平だとは思いません。

同窓会でオッサンたちがペット談義

大型連休は後半の4連休に入りました。昨夜は、大学時代の仲間の集まりに参加してきました。

毎年恒例だったこの会も、コロナ禍のせいで今回は5年ぶりだったため、いつも以上に懐かしく感じました。

5年ぶりどころか11年ぶりに会う友人や、卒業以来39年ぶりの友人もいました。

仕事のこと、家族のこと、健康のこと、ついでに医療業界全体の問題についても語り合ったかもしれません。

集まった11人全員が現役の医師という共通点はありますが、その実態は開業医から大学教授まで様々です。

どんな職場でどんな立場であれ、それぞれの苦労談もあれば面白話や裏話もあります。

なかでも、教授のように険しい道を選び進むって、ホントに凄いことだといつも思います。

子どもや孫の話だけでなく、この歳でオッサンたちがペットの話で盛り上がったのは意外でした。

皆それなりの健康体(歩ける飲める食べれる)でしたが、良く聞けばアレコレ不調を抱える年齢ではあります。

福岡に宿泊して今日熊本に戻りました。博多–熊本の区間運行の「つばめ」に乗ったのは、たぶん初めてです。

熊本が終点なのは眠っても安心です。帰りの新幹線はびっしり満席でした。4連休初日の下り線ですからね。

新幹線を降りて久しぶりに在来線にも乗り、最寄り駅からは自宅まで歩きました。心地よい天気でした。

さて、リフレッシュできたところで明日からは「3連診」に臨みます。明日も暑くなりそうですね。

5年ぶりの同窓会へ

学生時代の仲間が年に1回、5月3日前後に集まって、医療界その他の諸問題を熱く語り合う催しがあります。

コロナ禍で中断していましたが、ついに5年ぶりの開催となり、いま新幹線で福岡に向かおうとしています。

と書いたように、つまりいまはまだ新幹線には乗ってなくて、熊本駅に向かうタクシーでこれを書いています。

電車でもWi-Fiは使えるはずですが、万一使えない場合には投稿できず、困ったことになるからです。

会合が0時までに終わるはずがないし、会の途中で投稿できるとも思えません。邪魔が入るし酩酊しているし。

と考えると、書けるときに書いて投稿しておいた方が安全だと考えたのです。

久しぶりに飛行機ではなく電車に乗ります。熊本駅を利用するのは、「くま博」以来ちょうど半年ぶりです。

くま博の時は電車には乗ってません。最後に電車に乗った記憶があるのは、たぶん5年前じゃないですかね。

と思って5年前の投稿記事を読んだら、新幹線のWi-Fi問題など今日と同じこと書いてますね。ありゃりゃ。

こういうふうに、同じネタを書いてしまうことがたぶん今後増えますが、どうかご笑読ください。

何年経っても同じこと考えてるってことは、つまり進歩がないというか、たぶん退化してるのでしょう。

ちなみに2,3日前の夜、すでにこの宴会の夢を見ました。すごく大きなステーキがひどく不味かった夢でした。

私が選んだ店でした。「独特な味だけど高級熟成肉だからね」と私は強がり、友人たちも旨そうに食べます。

でも1人だけN君が、こんなマズい肉は食えんと言い放つと、皆がハッと我に返るという展開でした。