最大で10連休だった方もいる「超大型連休」が終わりました。
この期間で当院が休診したのは、火曜と金曜だけだったことを、あらためてお伝えしておきます。
連休後半の発熱外来では、コロナ陽性6人、溶連菌感染7人と、いずれも連休前半よりも減りました。
いまいちばん多いのは胃腸炎です。感染性(ウイルス性)胃腸炎に加えて、食中毒も出ています。
外食した3人が揃って胃腸炎を発症したケースもありましたが、いまのところ報道などされてないようです。
胃腸炎のウイルスには、アルコール消毒がほとんど効きません。
コロナ禍でアルコール消毒のクセがついたためか、いまむしろ胃腸炎が家族内で広がりやすい印象があります。
そのほかに目立ってきたのは、従来「夏の感染症」と言われてきた、ヘルパンギーナと手足口病です。
ノドが痛むためか固形物を摂りたがらない、ヨダレが多い、などのお子さんのノドを観ると発疹があります。
特効薬も何もないのですが、抗生剤投与が必要な溶連菌感染と区別するためには、ノドの観察は必須です。
子どものノドの診察や検体採取は、鼻咽頭を拭うのと同様に、患者さんからの飛沫を浴びるリスクがあります。
私はいまだに、ガウンとフェイスシールドとキャップを装着するという、物々しい姿で診察をしています。
最近かなり暑くなってきました。真夏の発熱外来はもう勘弁して欲しいのですが、まだ続くんですかね。