ヒヤヒヤの充電旅行

旅行や行楽でリフレッシュしてまた頑張れるようになることを、「充電する」なんて言いますよね。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4624.html" target="_blank" title="今回の岩国旅行">今回の岩国旅行</a>は、2つの意味で「充電の旅」でした。

で、今日書くのはその「2つめの意味」の方。「充電苦労譚」です。泣けます。

電気自動車(EV)最大の問題は、航続距離が限られること。私の車では、エアコン使うと400km弱です。

なので長距離移動の際は、バッテリー残量を気にしながら、公共充電器を探しながら、走ることになります。

もちろん、出発前に自宅でフル充電しておくことと、移動経路上の充電場所を調べておくことは必須です。

往路(熊本から岩国まで)だけでも無充電では移動できないので、下関の「王司PA」で充電する計画でした。

その充電器でまず、トラブりました。クレカ情報が承認されないのです。カードを変えたらうまくいきました。

岩国で、朝食前に街中の充電器で充電しました。これも最初は2度ほどエラーが出ましたが、3回目で成功。

ただ朝食の時間が気になったので充電量はわずか。復路の高速道のどこかで充電することにしました。

「下松PA」の充電器は使いやすいタイプでしたが、一度に30分しか充電できないので、まったく充電不足。

電池残量わずかで「王司PA」にたどり着くと、なんと充電器が工事中。マジっすか。変な汗が出てきます。

省エネ運転しながら、次の「壇之浦PA」に無事到着。30分充電を2クールさせていただきました。助かった。

まだまだ充電器の数は少なく、動作が不安定だし工事もある。EVの旅って、けっこうスリリングです。

電車のキップが「QRコード付き」へ

首都圏の鉄道会社8社が、「磁気付き」切符を「QRコード付き」切符に置き換えていく方針だと発表しました。

QRコード方式といえば、沖縄のモノレール「ゆいレール」が以前から採用しています。

私は最初にその切符を買った時、改札機のどこから差し込もうかと、しばらく挿入口を探してしまいました。

すると、向こうで見ていた駅員さんが、切符のQRコードを読み取らせてくださ〜い、と教えてくれました。

さいわい沖縄ですから、観光客が改札で少々戸惑っても、ちっとも恥ずかしくないです。

でもこれを新宿駅とかでやらかすと大迷惑ですね。過渡期にはあちこちの駅で混乱が起きそうな気がします。

沖縄での経験で言うなら、QRコードをかざすには、切符はちょと小さ過ぎて持ちにくいと思います。

次から私はICカード「OKICA」を利用するようにしましたが、これも切符と同じセンサーで読み取らせます。

その後ついに、ゆいレールでも「Suica」が使える様になりました。スマホが使えるのでいちばん便利です。

ところがいま、Suicaのような交通系ICカードではなく、クレジットカード決済を使う動きが出ています。

Suicaを持っていない外国人にとって、料金を調べて切符を買う難易度は高く、クレカが使えれば便利です。

現にシンガポールの地下鉄では、外国人である私にとって、改札口でのクレカのタッチ決済はとても楽でした。

おりしも熊本市は、市電の交通系ICカードの決済を来年廃止して、クレカ決済を導入すると発表しました。

ただしそれは外国人利用者を意識したものではなく、決済システムの更新コストを回避するためのようです。

にしても、交通系ICカードを来年廃止というのは急な話ですね。これはこれで、混乱を招かないか心配です。

幻想的な錦帯橋の情景

目覚めると、川のせせらぎと鳥のさえずりが聞こえました。

飛び起きてカーテンを開けると目の前には、朝もやに覆われた幻想的な錦帯橋がありました。

その情景を共有しようと、すぐに母を起こしました。

岩国で生まれ育った母も、夜明けの錦帯橋を見るのは生まれて初めてだと喜んでいました。

私はすぐに着替えてホテルを出て、橋に向かいました。朝6時前は、まだ他に観光客が誰もいませんでした。

その無人の錦帯橋を狙ってか、大きなレンズを付けたカメラをもった男性が、熱心に撮影をしていました。

私はスマホであちこちから撮影した後に、ひとつ上流の橋まで移動して撮影しました。これがとても良かった。

やがて日が昇ると、錦帯橋が照らされ始め、朝もやは薄くなっていきました。

ホテルをチェックアウトした後は、母の実家(があった場所)などを、車で見て回りました。

母の実家の場所は駐車場になっていました。私が住んでいた家には、車では近づけませんでした。

私が3歳の頃(およそ60年前!)に通っていた幼稚園は、ちゃんとありました。

馴染みのある道路はすべて、記憶(思い出)の中の道路よりもずっとずっと、すごく狭いことに驚きました。

 

私が岩国に来たのは45年ぶりでしたが、その場所に来ると、古い記憶でも鮮明に蘇ってくるものですね。

母と妹とで岩国を訪れた今回の旅は、本当に懐かしくて嬉しくて、母は道中何度も泣くほどに、良い旅でした。

母と岩国旅行

母と妹と3人で、母の生まれ故郷、山口県岩国市に来ています。1泊2日の旅行です。

充電満タンの愛車に母を乗せ、朝のうちに熊本を出発。ゆっくりと九州自動車道を走りました。

萩に住んでいる妹を新山口駅でピックアップし、山陽自動車道をゆっくり走って懐かしの岩国に着きました。

私はたぶん、祖父の葬式以来なので、45年ぶりぐらいの岩国です。母も30年ぶりとのこと。

錦帯橋の真ん前のホテルにチェックインして、それから墓参りに行きました。

その後、錦帯橋を往復しました。子どもの頃に、従兄弟たちと遊んだことを思い出します。

ホテルの最上階に部屋をとっていました。ゆっくり温泉に入ったあと、部屋でご馳走をいただきました。

「岩国寿司」という、昔よく食べていた寿司を、これまた数十年ぶりに食べました。

この地の銘酒「獺祭」も飲みましたが、「雁木」もよかった。

目の前の錦帯橋を愛でつつ、錦川のせせらぎの音を聞きながら、いまバルコニーでこのブログを書いています。

明日は、車で市内を巡り、私が幼少期に住んでいた家の方も回って、ゆっくりと帰る予定です。

麻疹(はしか)は大流行しませんでした

「麻疹(はしか)」の感染者が海外から何人も入ってきて、ちょっとした騒動になったのは3月頃でした。

3月下旬には、「早くも20人!」と危機感をもって報じられ、予防のための<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4559.html" target="_blank" title="ワクチン不足の問題">ワクチン不足の問題</a>も起きました。

さいわい、3月25日以降は感染が広がらず、現在に至るまで麻疹の発生はまったく報告されていません。

大山鳴動して結局、感染者は21人でした。しかし、今回の麻疹騒動の「終息」報道を、私は目にしていません。

概してメディアは、最初はセンセーショナルに報じるくせに、その顛末までを丁寧に追いかけてはくれません。

「麻疹が大流行するぞ!」と煽るだけ煽っても、「結局流行しませんでした〜」とは言わないのです。

流行当初は話題になるので「数字」が取れますが、終息報道ではニュースにはならないと思っているのか。

大騒ぎしたのに流行しなかったのでバツが悪くて、フェードアウトを決め込んでいるのかもしれません。

メディアには、自らの過ちは認めない(またはコソッと認める)体質がありますからね。

これは先日書いたワクチン問題でも同じで、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4621.html" target="_blank" title="冤罪報道">冤罪報道</a>でも見られることです。

と偉そうに言ってる私も、3月14日に<a href="http://http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4549.html" target="_blank" title="「麻疹(はしか)の大流行は防げるのか」">「麻疹(はしか)の大流行は防げるのか」</a>などと書いておりました。

当時は私も、危機感を抱いていたのです。危機管理としては、その時点で必要なことだと思ったからです。

しかし、メディアとは違って私は今日、ここに「訂正記事」を書いております。大流行しませんでした、と。

65歳になったらすぐ接種すべきワクチン

「成人用肺炎球菌ワクチン」の定期接種対象の方は、早めに(忘れないうちに)予約をお願いします。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4556.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>ように、昨年度までの接種対象と今年度からの接種対象は、微妙に、違います。

昨年度までは「65歳になる年度」の方が対象でしたが、今年度からは「現時点で満65歳の方」が対象です。

なので昨年度の1年間に接種対象だった方は、今年度も誕生日の前日までは対象期間が続きます。

先日、3月末で接種対象期間が終わったという方からの問合せがありました。もしや、今年接種出来るのかと。

できます。その方にとっては、言わば「接種権」が復活した気分でしょう。ただし誕生日の前日が期限です。

一部には、65歳での接種ははまだ早いから自分は70の時に接種する、などと考えていた方もいました。

しかし残念ながら、「5の倍数」の助成制度は終了したので、その方は「待ち損」になってしまいました。

でもたしかに、このワクチンの接種を本当に受けてほしいのは、65歳ではなくもっと高齢の方です。

おまけにこのワクチンの効果は5年で切れるということなので、65歳で接種したのではその後が心配です。

しかも、5年間隔で接種を繰り返す必要があるのに、現行の助成は生涯に1回だけというケチケチ制度なのです。

定期接種対象を5の倍数の年齢の方全員へ拡大し、2回目以降も公費助成が認められるよう制度改正すべきです。

「キャッチアップ接種」は今年度いっぱいです

HPVワクチンの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3733.html" target="_blank" title="「キャッチアップ接種」">「キャッチアップ接種」</a>の対象者の約半分が、この接種制度自体を知らなかったそうですね。

厚労省が行ったアンケート調査で、キャッチアップ接種の周知不足が判明しました。

これは、かつて「積極的勧奨接種」が中止されていた期間に接種しなかった人を対象とした、無料接種です。

国が「接種はお勧めしません」と明言したせいで接種の機会を失った方への、救済制度なのです。

このキャッチアップ接種を含めて、接種対象の方々のHPVワクチンに対する考え方は多様です。

(1)ぜひ接種したい/すでに接種した

(2)検討中(考え中):周囲に接種者が多ければ打とうかな的な

(3)今のところ接種するつもり(予定)はない

(4)接種したくない

(5)え、接種は中止じゃなかったんですか?

このうち、(2)から(4)の方へは、私はその都度丁寧な説明を行っているつもりですが、まだ足りません。

さらに、今回問題になったキャッチアップ接種対象者どころか、定期接種の対象者ですら(5)の方がいます。

いずれの場合も、かつての「副反応騒ぎ」の影響が尾を引いているのです。

インパクトのある「副反応(疑い)」映像を、テレビで繰り返し繰り返し目にさせられたわけですからね。

この副反応は科学的には否定されたのですが、そのことをメディアはあまり積極的には取り上げませんでした。

冤罪は、最初にクロだと報じた時よりも何倍も大々的に報じないと、シロであることが世間に浸透しません。

それをメディアはあえて避けてきたし、国も同様の体たらく。だから前述した(2)から(5)を招いたのです。

「皆さん接種しましょう」といくら国が言ってもメディアが報じても、いちど染みついた不安感は消えません。

「勧奨接種の中止は間違いでした。ワクチンは安全です」と、国は明言すべきです(言えるものなら)。

「副反応の報道は間違いでした。ワクチンは安全です」と、メディアも報じるべきです(言うわけないけど)。

こどもたちをこれ以上減らさないために

休診日の今日は、校医をしている託麻北小学校の1,2年生と、嘱託医をしている某こども園の健診日でした。

小学校の1年生は70人を少し切る人数のため2クラス、2年生は70人を少し超えるので3クラスです。

1クラス35人が上限なのでこうなります。

でも、1クラス35人弱の2クラスより、1クラス25人程度の3クラスの方が、余裕があっていいですね。

近隣の他校は1学年7クラスといいますから、小児人口の増減には地域差が大きいようです。

こども園の方も、0歳児から年長児まで約140人。みんなとても元気でした。

園で集団生活をしている子どもたちは、日頃お母さんと一緒に受診するときの姿とはまるで違いますね。

診察で泣く子がほとんどいないし、診察を待つ時も実におりこうです。

帰りがけに診察が終わった子どもたちを見てみると、ずらっと転がってお昼寝をしていました。可愛い姿です。

こんな子どもたちが、日本では年々減っています。でももうこれ以上、減らしてはなりません。

中長期的な対策も重要ですが、国はもうちょっと危機感を持って即効性のある対策も考えてほしい。

子どもを産む世代の人口自体が過去最低レベルなのですから、ちょっとやそっとの施策ではダメですよね。

ポテチに含まれる食塩相当量

高血圧症で通院中の方にいつも言っているのは、塩分制限です。

腎機能が低下している方にも、塩分制限を強くお勧めしています。

塩分をみっちり制限したら薬を1錠減らせますよ、などと厳密には根拠も無いことを口走ったりしています。

しかし、毎日の食事にはどうしても漬物は欠かせないと、塩分制限が徹底できない方も少なくありません。

それどころか、醤油ドバドバ、味噌汁とラーメンは全部飲み干すって方もいます。

私は、冷や奴にも焼き魚にも醤油はかけません。それで慣れています。基本的に、醤油フリーの食生活です。

そもそも1日1食なので、1日の塩分摂取量はかなり少ないはずです。

でも塩味は嫌いじゃない。からだに悪いモノって、基本的には美味しいんですよね。糖分もプリン体も。

というわけで今夜は、最近話題の「湖池屋プライドポテト GOLD STYLE 食塩不使用」を食べてみました。

「まるで塩を使っているかのような美味しさの食塩不使用ポテトチップス」などと書いてあります。

たしかに、ほんのり塩味がするような気がするような味のポテチでした。製法の妙なのでしょうか。

ところが食べ終わってから栄養成分を見てみると、内容量1袋当たり、食塩相当量0.1〜0.2gと書いてある!

何それ。食塩入ってるじゃん。これはおそらく、原料のジャガイモに含まれるナトリウム量なのでしょう。

「食塩不使用」とは、製造工程で食塩は加えてませんが材料の塩分含有は知りません、という意味なんですね。

ちなみにカルビーのポテチの食塩量は0.5〜1.0g。というわけで、ポテチ食べるなら湖池屋ってことで。

着席しているときは常にシートベルトを

シンガポール航空機(SQ321便)が昨日、巡行中に乱気流に遭遇し、乗客1人が死亡する事故が起きました。

死因は全身打撲とか頭部外傷ではなく心臓発作のようですが、いずれにせよ乱気流がもたらした悲劇です。

乗客・乗員229人のうち、入院等の治療を要する負傷者も80人以上といいますから、かなりの惨事でしょう。

国交省運輸安全委員会によれば、国内では過去20年間に37件の「機体動揺事故」が報告されています。

機体動揺事故とは、乱気流による機体動揺によ り乗客や客室乗務員が重傷を負った事故のことらしいです。

その37件のうち18件が「巡行中」13件が「降下中」に起きていて、離着陸に近い時間帯では少ないようです。

つまりこれは、機体が揺れてケガをするのはシートベルトを着けていない時、ということでしょうね。

となると問題は、安定して飛行中の突然の揺れですね。とくに「晴天乱気流」は予測がつかないといわれます。

シートベルトサインがたとえ点灯していなくても、着席時には常にしっかり締めるのは身を守るための鉄則。

たまたま、トイレに立った時に乱気流に見舞われたら、それはもう不運というほかありません。

昨年9月、シンガポールから羽田に向かうシンガポール航空機(SQ636便)に、私が乗っていたときのこと。

うっかりしてシートベルトを締め忘れて眠りこけていたら、夜中に突然CAさんが私の腰に手を回すのです。

どうやら、シートベルトサインが点灯したため、眠っている乗客のシートベルトを締めて回っていたようです。

横向いて寝てたのをキツく締められたので、後でなかなかベルトを外せず、CAさんを呼ぶ羽目になりました。

まあそのぐらい、シンガポール航空はきちんとしてるということで、今回の件は不幸な出来事なのでしょうね。