コロナもインフルエンザも、すっかり減っていますが時々出ます。
それと同時に、コロナはもう普通の風邪と同じ扱いでいいでしょう、という雰囲気にもなりつつあります。
検査代が高いし治療薬も実質的に無い(=バカ高い)ので余計に、検査を希望する方は減っています。
コロナかもしれんけど、検査は希望しません、という方が多くて、まあそれもしょうがないですね。
コロナだと明日出勤できなくなるので検査は困ります、という明確な理由を告げる方も少なくありません。
逆に言うなら、コロナはいまなお風邪とは異なり、診断されたからには出勤できない職場があるわけです。
当院でいま検査をお勧めしているのは、高齢者と同居している方や高齢者施設に務めている発熱者です。
ところがそういう「念のため」の方に限って、陽性なんですね。症状は軽い方ばかり。
当院では今も、私はガウンと手袋とフェイスシールドとキャップを装着して、発熱者の診療を行っています。
物々しい雰囲気での診療ですが、それは防護具の在庫が十分あるから使っている面もあります。
今月から、発熱外来における諸経費に対する、旧「トリアージ加算」のような診療報酬上の補助はありません。
多少くすぶっているとしても、そろそろコロナ診療は「強制終了」させようというのが国の本音のようです。
その施策にもはや反対はしませんが、院内感染だけは防ぎたいので、今後も必要に応じて防護具を使います。
発熱者は安易に待合室には入れず、駐車場か隔離室で診ることを、しばらくは続ける方針です。