「EV(電気自動車)失速」などと最近よく報じられていて、EVユーザーからすると複雑な心境です。
正確に言うなら、EVの伸びが鈍化してHV(ハイブリッド)がむしろ伸びていると、そういう状況のようです。
動力性能や居住性の観点からは、EVはすでに完成の域です。ガソリン車やHVを凌駕しているとも言えます。
自動運転との親和性も最高でしょう。長い目(10年?50年?)で見れば、車の最終到達点かもしれません。
しかし充電場所や電池の性能は十分でなく、航続距離においては未熟。発展途上であることは否めません。
量産するにはまだ少し早かった、ということです。充電インフラと電池性能の改善を待つしかありません。
メーカーは、時間的余裕があるうちにHVで稼ぎ、将来のEVに備えるべき、という見方がされています。
愛車をEVに買い替えて1年と少し経ちましたが、身をもって感じる問題点は、充電インフラの不備につきます。
来月、長距離ドライブを計画しているのですが、フル充電しても片道行くのがせいぜい。往復は不可能です。
途中経路上の充電ポイントを確認しておかなければなりません。高速道ならまだしも、一般道は不安です。
山奥などへのドライブは、当面は諦めた方がよさそう。EVは現状、都市部近郊しか走れない乗り物なのです。