「プベルル酸」

小林製薬の「紅麹」に混入していた「意図しない成分」は、「プベルル酸」だった疑いが出てきましたね。

プベルル酸。初めて聞きました。青カビが作る天然物質ですか。色んな物質を生み出しますね、青カビって。

「プベルル」という響きからはどうしても凶悪さを感じず、私はちょっと肩透かしを食らった気がしています。

「ルル」で終わってるからでしょうか。ほかにどんな言葉があるのか、辞書で「後方一致」検索してみました。

【アルル】「アルルの女」のアルルですか。フランス南部の観光都市。

【ウルル】オーストラリアの「エアーズロック」の、アボリジニーによる名称。ダイキンは無関係。

【シャルル】ボイル–シャルルの法則で有名な、フランスの物理学者。

【テルル】原子番号52の元素。「地球」にちなむ命名。元素記号「Te」。馴染みないですね、この元素。

【ホノルル】あ〜これこれ。馴染みある〜。漢字だと「花瑠瑠」ですか(じゃあプベルルには何を当てる?)。

で、プベルル酸ですが、その関連物質は「抗マラリア薬」の候補として研究されている抗生物質だとか。

ペニシリンとかと違って、マラリア限定ですか。プベルル酸が特殊なのか、マラリア原虫が特別なのか。

これがどのような経路で紅麹に混入したのか。青カビ由来だけに、製造現場の衛生管理などが気になります。

商品のネーミングではとても斬新な小林製薬ですが、カビの生えるような管理体質だったってことですか。