「欠航または欠航」問題

発達した「南岸低気圧」の影響で、各地で大気の状態が非常に不安定になり、「春の嵐」が吹き荒れています。

こんな時しばしば、羽田発着の航空便が欠航します。

「すでに欠航または欠航が決まっているということです」と、今日もTVニュースで報じていました。

「欠航または欠航が決まっている」という表現にはしかし、私は以前から違和感を覚えます。

「遅延または欠航が決まっている」ならいいですよ。ところが「欠航または欠航が決まっている」ですよ。

「優勝または準優勝が決まっている」ならいいですが、「優勝または優勝が決まっている」だと変でしょ。

ちゃんと最後まで聞いたら意味は分かるっショ、という態度なら、それは間違っています。

文章とは異なり音声は、聞いた順に逐次理解するものなので、途中で引っかかるような表現は避けるべきです。


なぜか、文字ベースのNHK「NEWS WEB」の方が、表現は親切で、

「すでに欠航した、または欠航が決まっているということです」と記載しています。これなら多少マシですね。

「すでに欠航したか、または欠航が決まっている」なら完璧ですけどね。どうしてTVでそう言わないのか。

この<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2490.html" target="_blank" title="「欠航ネタ」">「欠航ネタ」</a>を書くのは、じつは3回目です。「欠航または欠航」と聞くとどうしても書きたくなるので。

でも今日は、違うことをしてみました。NHKに「ご意見メール」を送って、私の違和感を伝えたのです。

返信が来るかどうかはわかりません。NHKの反論があったらぜひ聞きたいですね。