大河ドラマ『光る君へ』のサウンドトラックCDが人気とのことで、買いました。車で朝晩聴いています。
メインテーマがラフマニノフっぽいと思う方は多いでしょう。しかもピアノが<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3670.html" target="_blank" title="反田恭平">反田恭平</a>。
反田恭平と言えば<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3670.html" target="_blank" title="5年前の演奏会">5年前の演奏会</a>を思い出します。佐渡裕と一緒に熊本に来ましたからね。今思えば奇跡です。
サントラには、全部で25曲入っていますが、バリエーションが豊富なことに驚きます。
従来の大河だと、メインテーマをアレンジした挿入曲が多かったのですが、それがまったく無いですね。
今回は全部で150曲ほど作ったという「劇伴音楽家」冬野ユミって、多才な人なんだと思います。
「意外なシーンに意外な楽曲がぴったりとハマったりするのが面白い」のだそうです。
クラシック調のものだけでなく、私にはジャンルを表現できない曲が盛りだくさんです。
バッハ風の曲の中には平均律の露骨なパクリもありましたが、もちろんオマージュと言うべきでしょう。
ジャズ調の曲も多くて、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3419.html" target="_blank" title="チック・コリア">チック・コリア</a>風もあればMJQみたいなのもある。上手くパクって、どれもいい。
ちょっと残念なのは、メインテーマが放送で使われているのと同じ、2分50秒の曲しか入っていなかったこと。
壮大な曲風なので、もっと長く(15分ぐらいの)本格的な「完全版」も収載してほしかったですね。
私がいちばん期待していた、モンテヴェルディ風のリュート曲も、収載されていませんでした。
よく見るとCDは「Vol. 1」となってます。やがてVol. 2が出るんですね。それに期待しましょう。