Appleが自動車開発から撤退です。「アップルカー」の夢は潰(つい)えました。
米国でのEV販売の伸びは鈍化しており、Appleは生成AI分野の開発に注力することにしたのだといいます。
たぶんそれだけじゃなく、自動車産業って、IT企業が単独で手を出せるほど単純ではなかったのでしょう。
時価総額ではしばらく首位を独走してきたAppleでしたが、先月宿敵Microsoftに抜かれて2位です。
AIへの取組の遅れが敗因でしょうか。私のお布施が足りないのかもしれません。
MicrosoftなどのIT大手はと言えば、すでに生成AIに全集中しています。
もちろんAppleも、自動車開発に向けていたエネルギーを、遅ればせながらAIに向けようとしています。
でも悲しいかな、出遅れてますね。とは言え、Appleは遅れて出てきた本命となる可能性は残っています。
なぜなら、AIを「持ち歩く」ことのできる武器を持っているからです。
スマホの世界シェアは昨年、ついにAppleがサムスンを抜いてトップに躍り出ました。
対するAndroid勢力が多様化しすぎて、統一的な端末開発に不向きなことも、iPhoneには有利なのでしょう。
Appleはその強みを生かして、生成AIを組み込んだiPhoneの開発に力を注ぐようです。
おそらくその性能や完成度は高いでしょう。「生成AI端末」でも圧倒的トップシェアを取れるかもしれません。
その新世代iPhoneが、「AiPhone」という名称になるかどうかは知りません。