ANAホールディングス傘下の新ブランド「AirJapan」の船(?)出は、なかなか波乱に満ちてますね。
Air Japanは、フルサービスのANAとLCCのピーチ・アビエーションの、中間のサービスを狙います。
現時点でAir Japanが運航している機材は、少し前までANAが使っていたB 787-8の1機(JA803A)のみ。
全席エコノミークラスで324席。シートピッチはANAの国内線と国際線の中間で、LCCよりは広い設定です。
その1路線目の「成田–バンコク」の「初便」が、2月9日に飛び立ちました。
例によって航空マニア(とくに「初便マニア」)らが、初便に乗ろうと一斉に搭乗したと聞きます。
Wi-Fiが使えないなどのトラブルがあったようで、しかもそれはいまだに改善していないとか。
さて2路線目は「成田–ソウル(仁川)」です。それが昨日、初便就航のはずでした。
ところがこれが、機体の「主脚」の不具合によって欠航となり、いま大騒動です(初便搭乗予約者の間で)。
まさかの「初便欠航」は、航空会社のプロジェクトとしては決定的な失敗であり、信頼を裏切る一大事です。
機体はバンコクで修理を終えて今朝成田に戻り、夕方には予定通りバンコクに向かいました。
明日の朝また成田に戻ってきたら、その後に今度こそ、ソウル行きの初便として飛び立つ予定です。
初便マニアたちも、急に2日延期されたのでやりくりも大変でしょうけど、それでも乗る人は乗るのでしょう。
4月まではこの1機だけを運用して、バンコクへ週6便、ソウルへ週5便運航するようです。
代替機がないので、重大な不具合があるたびにAir Japanは全便欠航となります。これはしばらく大変だ。
そういう事態まで見越して予約する必要がありそうですね(ていうか、私は利用する予定はありませんが)。