「特定接種」登録の有効期間が満了するため更新手続きをするようにと、厚労省からメールが何度も届きます。
あまりしつこいので、今日、更新手続きを済ませました。
特定接種とは、2012年に施行された「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく予防接種です。
2009年の新型インフルエンザの経験を踏まえての、強毒性の新型インフルエンザ等の感染症への対策です。
医療従事者や、インフラ業務の従業員や、感染対策に携わる公務員などに限定して、臨時に接種を行います。
接種を受けるからには、感染症の対応から逃げることは許されないという、バーターな制度でもあります。
この特例接種はしかし、新型コロナワクチンの接種の優先順位には適用されませんでした。
新型コロナは、国民のほとんどが短期間に感染して死亡者が多発するとは想定されない、というのがその理由。
ワクチンの供給に不安があり、高齢者の致死率が高いこともあって、高齢者等優先の接種が始まりました。
さて、厚労省の「特定接種管理システム」にログインしました。パスワードは忘れていたので再発行しました。
「事業所検索」ボタンを押すと当院が表示されるので、
「更新確認」ボタンを押すと確認画面に変わり、
「更新の意思あり」にチェックを入れ、
「更新確認」ボタンを押すと、
「このデータを更新します。よろしいですか?」と表示されるので、
「更新する」ボタンを押すと、
「更新の意思確認情報データの更新処理は正常に行われました。」と表示されました。
どんだけ「更新」の意思を再確認させるんですか。そこまで覚悟が必要なものですか、特定接種って。
どっちみち本番(パンデミック)では、その時点の状況で接種の優先順位が決まることになるんでしょうに。