この日曜・祝日の2日間、発熱外来の受診希望者(からの電話等)はかなり多く、当院のキャパ一杯でした。
診療や検査の順番は、基本的には予約受付順ですが、病状等によって診療順を調整しています。
(1)病状のとくに重い方は、早めの診療順とする(その分、軽症者は遅くなる)
(2)インフルエンザの検査希望の方は、発症(発熱)時刻から一定時間を経た後に来院していただく
重症で手に負えない可能性のある方は、予約電話の時点で、救急病院の受診をお勧めすることになります。
発熱者の点滴は、隔離室のやりくりが困難になるため、申し訳ありませんが最近は原則として行っていません。
緊急性がまったくないけど、休日しか受診できないという方からの予約は、なかなか悩ましいものです。
血圧の薬が切れるから出してくれ、という他院通院中の方には、医学的にどうしても必要なので処方をします。
しかし不眠症等の場合、発熱外来の枠を減らしてでも受け入れるかどうかは、ケースバイケースです。
救急病院の「コンビニ受診」を減らすために、当院は開院当初から土日祝日の「コンビニ」を続けてきました。
しかし今や発熱外来の受診者が多過ぎて、非発熱の軽症患者さんの受け入れはなかなか難しい状況です。
以前は、外傷の縫合処置などもやっていましたが、もう何年もまったくやっていません。
たぶん、私の外科手技も下手くそになっていると思います。なので今後はもう縫合はできないかもしれません。
コロナ禍でバタバタしているうちに、やってる医療の幅が狭まってしまいました。これじゃイカンですね。
と思いながらも、発熱外来の受診者は一向に減る雰囲気がありません。近隣の小中学校は学級閉鎖だらけです。
この先いったい、どうなるんでしょう。いまだに先が見えません。